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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

プレミアムフライデー

今日から始まった「プレミアムフライデー」

まぁ、多くの中小企業にとっては、何も関係ない話だと思いますが、
どうでしょうか?

「15時終業」っていうのも中途半端だし、
給料日後、という狙いもあるんでしょうけど、
月末の週末なんて、
大概、皆さん、忙しいと思うんですけどね。


金曜日って言えば、かつて「花金」(ハナキン)って言葉がありました。

私は、あまり恩恵に与った覚えがありませんが、
バブルの頃の話ですね。

週休二日制が定着し、「明日は休みだぁ~!」ってんで、
ハジケル金曜日、花の金曜日、という事で使われてました。

その日の仕事をやりきって、遊ぶ、
毎週末ごとの区切り、って意味では、
特別な制度等ではありませんが、
「プレミアムフライデー」よりは、なじみやすかったとは思うのですが。

いや、「仕事の後に飲む」と言う意味では、
若い頃は、別に金曜日に限った事ではありませんでしたけど、ね。


早めに仕事が終わると言えば、
私が社会に出たあたりでは、土曜日が「半ドン」だったりしました。

まだ、週休二日制が定着する前の話です。

学校も土曜日は「半ドン」でしたよね。

「半ドン」を知らない世代が多いらしいので、一応説明しますと、
土曜日はお昼までで、午後からは休み、っていうヤツです。

「半ドン」の「ドン」は、昔聞いた話では、
「お昼に鳴らしていた、大砲の音」で、
1日の「半」分のところで鳴る「ドン」で休みになるから、
という理由でしたが、
Wiki様によると、
「半分ドンタク」が語源で、
「ドンタク」は、オランダ語で日曜日を表す「zondag」がなまって、
「ドンタク」となり、休日・休みの意味になった、とありました。

「どんたく」と言えば、「博多どんたく」しか思い浮かびませんが、
「休み・休業」の事を「ドンタク」って呼ぶのは、
明治政府が政府制定の祝日の呼び名として広めたんだそうですよ。

休業の意味の「ドンタク」は使われなくなりましたが、
博多で祭りがおこなわれる祝日を「どんたく」と言っていたのが、
「博多どんたく」として知名度を増して、定着したんですね。


話しがそれましたが、何が言いたいかと言えば、
「15時退社」の「プレミアムフライデー」よりも、
どうせなら、「午前中で終了」の「半ドン」の方が、
いいんじゃないか、と。

もっとも、金曜日が「半ドン」になっちゃうと、
さらに仕事の時間が減るわけで、
結局、他の日の残業が増えるだけなので、
それはそれで、どうかと思いますけどね。

略語好きの日本人なので、
「プレミアムフライデー」も、すぐに「プレフラ」とか略されて、
思ったほど定着しないうちに、
「花金」とか「半ドン」とか、
「省エネスーツ」とか「E電」とか、
「インド人もびっくり」とか「象が踏んでも壊れない」とか、
みたいに「死語」になるんじゃないですかねぇ。


結論:
「プレフラ」は定着しない!


鳩.jpg

画像は本文と関係ありませんが、
休日の午後の街中の公園。


利用しているのは、
ハトのみ、でした。


それこそ「プレフラ」だけでも、
こういう未利用の公園で、
イベントでもやればいいのに。

この記事を書いた人

斉藤 一則

斉藤 一則(株式会社マイザ)

事業企画担当。
遊休地や低利用建物の効率化提案から賃貸管理・リフォームサポートまで、建築・不動産関係が専門。
旅行好き。

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