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じょうほうのツボ!

情報制作に係る新しい「こと」、変わった「もの」を紹介していきます。

2010年5月のアーカイブ

今回は当社の新しい環境への取り組みをご紹介します。

印刷会社は皆さんが思っているよりも環境への負荷が大きく、「紙の大量消費」、「水や廃液」など多くの問題を抱えています。

印刷用インキも同様に従来のインキ成分であった大気汚染原因物質VOC(揮発性有機化合物)が環境問題となり排除を目的として大豆油インキが考案され、90年代より一般化していきました。
現在は低炭素社会に向けた流れの中で、より環境に優しい紙やインキが求められています。

ライスインキもその一つで、大豆インキの原料である大豆油にかわり、「米ぬか油(米油)」を使用しています。
「米ぬか油」もあまり聞きなれない方もいるかと思いますが、植物油として日本では生産されるポテトチップスのすべてがこの「こめ油」か「こめ油を配合した油」で揚げられていると言われています。

ライスインキの特徴は大豆インキと比較して次のようなことが挙げられます。
・輸送マイレージが低減される(地産地消)
・米の副産物を利用(食料の確保)
・米ぬかの再利用による廃棄物の削減(循環型利用)

a03_27s.jpg

大豆はアメリカが原産で輸送コストがかかります。CO2排出量を削減していくという“カーボンフットプリント”の考え方や“地産地消”の考え方が普及してきたことから、この輸送マイレージの軽減は大きな意味を持ちます。

当社は現在プロセス4色(通常のカラー印刷)はすべてライスインキに切り替えました。

環境対応の印刷物には目立たないところにそっとマークが印字されていますが、印刷会社や、発行元の環境への意識が現れていますので、気に留めて見てもらえればと思います。

100531_095609.jpg 

※上がライスインキの表示、下はSOY(大豆インキ)とFSC(環境認証紙)の表示

たまには仕事の話をしようと思っていましたが、年度末を振り返る時間もなく(涙)5月になってしまいました。

先日東北大のお仕事で研究シーズのデータベース化をお手伝いしましたが、タグクラウドを使ったサイトを構築しましたのでご紹介します。

http://www.rpip.tohoku.ac.jp/seeds/

タグクラウドといってもピンと来る方は少ないかもしれませんが、簡単に言うと、最も注目されている(ここではキーワード)が自然と見えてくるユニークな仕組みです。

タグクラウド1.JPG

タグクラウド2.JPG (タグクラウド部分)

クラウド(cloud)とは「雲」「大群」などを意味する英単語なので、多数のキーワードが集まった様子から、人気の高いキーワードや利用頻度の高いキーワードを大きなフォントや太字、色付けなどで段階的に強調し浮き出して見えるように表示させています。


タグクラウド3.JPG (キーワード群)

データベースの検索は色々方法がありますが、例えば、目的を持って検索する方は「フリーワード検索」、新着シーズを見たい方は「新着リスト」などが便利ですし、漠然とどんな情報があるかを見たい時や、ピックアップされたキーワードから連想して情報を見たい時などにはこの「タグクラウド」が有効だと思います。

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