今年11月、日本・スペイン・シンポジウムが仙台で開催されることが発表されましたね。
ということで、引き続き西方見聞録です。
今回は、私のいたマラガ県内のロンダRondaという町をご紹介します。
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マラガから車で1時間ちょっと。お隣カディス県との県境。
ここも例のごとく歴史は深く、紀元前にケルト人が興した町だそうです。
同じアンダルシアなので当然ですが、
その後支配はフェニキア人、ローマ帝国、西ゴート王国、イスラム帝国と変わっていきますが、
15世紀終わりにはフェルナンド2世Fernando?とイサベルIsabelの両カトリック王によって
スペインが統一されたので、
ここからロンダもスペイン王国となります。
ここ。
実は現在の闘牛のスタイルが確立された土地で、
18世紀に現れたフランシスコ・ロメロFrancisco Romeroのお陰で、今の闘牛があるそうです。
騎馬闘牛中に落馬した貴族を、帽子一つ使って救ったのが起こりだとか。
その後、このロメロ氏と息子のペドロ・ロメロPedro Romero、
孫のフアン・ロメロJuan Romeroの両氏によって
スペイン全土に広がっていったらしいです。
動物愛護の観点から、スペイン国内からも非難されることのある闘牛。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、
闘牛で使ったあの牛はその後、闘牛場の前にあるレストランで煮込みにされてお客に振る舞われます。
そしてロンダといえば、この絶景。
小さい町ながら、歩きまわれば1日では足りないくらい、魅力盛りだくさんです。
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大好きロンダ。スペインに行くことがあれば、絶対に立ち寄ってみてください。