最近朝夕がめっきり涼しくなって、目には赤トンボ、耳には鈴虫の音と
すっかり秋めいて、もうすぐ令和元年の夏も終わってしまいますね。
ここで、私の夏休みの一幕をご紹介します。
お盆休みのとある一日、地域の町内会の盆踊りで出店で焼き鳥屋さん(1串50円)を
手伝うことになりまして、趣味のアウトドアで薪のかまどでピザを焼いたり、
炭火料理を振る舞うことが生きがいの私としては、
夕方5時開催のところを張り切って午後2時から炭火の準備を始めて
万全の体制で臨んだのでありました。
盆踊り開始30分前、幅が120cmのU字溝の炭火にまんべんなく火が通り、
試し焼きを始めた午後4時30分、こおばしい香りに誘われて
近所の方々から、5本、10本とフライミングぎみのオーダーが入りまして、
「10本毎度あり~!」なんて、面白がって焼いてたのも最初のうち。
10本、20本のオーダーがじゃんじゃん入り、焼いても焼いても追いつかない事態。
なかでも、「一時間後に受け取りに来るから、それまでに60本お願い。」
なんてオーダーが・・・。
答えに窮していると、横から町内会長さんが、
「用意してあげなよ、焼き鳥屋さん!」と威勢の良い声が、
つられて私も「ハイ、毎度あり~」なんて答えたものの、
心の中では「俺は本職の焼き鳥屋じゃないよ~(泣)」
その後も普段お世話になっている町内の皆々様へ、
せっせと一心不乱に焼き続け、一挙に60本のオーダーにも無事対応し、
手のひらに50円、100円握りしめ1本、2本と小さな子の可愛い注文に癒され、
なんやかんやで焼き続けること5時間、
盆踊り終演1時間前には用意した串が、めでたく完売!
焼きも焼いたり全部でなんと「700串!!」
お手伝いいただいた皆様、おいしく召し上がっていただいたお客様、
まことにありがとうございます。
町内会の重鎮からは「来年もまた頼むよ~」の声。
「より一層、腕を上げ精進して帰ってまいります。」と私。
本職は設計屋さんの一日焼き鳥店長なのでした。