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四方山雑記帳

東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし

2016年7月のアーカイブ

チェコで生まれた青年が、巡り巡って日本へ着き、
一目惚れした彼女とドイツへ駆け落ち。
諸事を経て、御実家の許しめでたく日本で挙式し、
時来、開拓の世紀・激動の時代に豊かな地域を目指して身を投じた
生涯一職人、カール・レイモン。

函館は元町の坂道沿いに立つレイモンハウスは、
彼のハートがぎゅっと詰まったソーセージ、ハムのショップとギャラリーの
実に素敵なお店です。

地元クラフトビールと並んで、ピルスナーウルケルが当たり前に置いてある
イートインでは、何とも歯ごたえ佳く・噛みしめれば滋味溢れるレイモンブルスト
に舌鼓。

余りの旨さに秘訣を聞くと、少しポシェして脂を落としてから焼くとのこと。
笑顔の女子スタッフは、帰りしなの御土産配送に、手荷物も一緒にどうぞ
と嬉しいホスピタリティです。

観光地だからなのか、レイモンハウスならではなのか、彼女がグッドジョブなのか、
とにかく後味も満点の函館。

モノクロ写真に優しい笑みで納まるカールさんの訓は、
味と共に時空を超えて今どき女子に修まっています。

新地と呼ばれた北海道に開店して92年。
創業100年を迎えようとするこの店の、サスティナブルなイノベーションに拍手です。


※ブルーにイエロースター。EUオフィシャルフラッグの基となったカール氏の多才に脱帽!
DSCF3016.JPG

この記事を書いた人

大志田 典明

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