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ちょっと知りたい不動産の一口知識

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ジャコウネコのコーヒー

(一社)ベトナム住宅研究会では、昨年11月に6度目のベトナム視察を行った。

2010年の4月に第1回目の視察を行ってから今回で6度目の視察となる。今回はダナンで会員が事業を行なっている戸建て住宅の現場やホイアンでホテル業を行おうとする敷地の視察。ホーチミンの大型開発団地、ダナン・ホイアンのリゾート型大型団地などを視察した。

その合間に初めて訪れるメコンデルタ地帯のカントー(中央政府直轄5大都市の一つ)やフランス統治時代に開発された高原都市:ダラットを訪れた。

そのダラットでジャコウネコを飼育しているコーヒー園で念願の「ジャコウネコのコーヒー」を手に入れたのである。

「ジャコウネコ」とは、アジアやアフリカの熱帯林に生息する体長60cm~1mくらいのネコと言うよりはイタチやアナグマに近そうな動物で、約60くらいの種類がいるという。

「ジャコウネコのコーヒー」とは、ジャコウネコがコーヒーの熟した実を食べ、消化されない種が糞として排出されたものを乾燥し、炒ってコーヒー豆とする、「糞コーヒー」(リスコーヒーや象コーヒーなどもある)の一つである。

「ジャコウネコ」はとにかく食通のグルメで、美味しいコーヒーの熟した実だけを食べるのであるが、ジャコウネコの腸内に入ると消化酵素によりアミノ酸が分解され、芳醇な香りが豆に染み渡るのである。

ちなみに、ジャコウネコの芳醇な分泌物は多くの香水の香料としても採用され、シャネルの香水の中にも含まれているのだという。

「ジャコウネコのコーヒー」に含まれるポリフェノールは、紫外線による皮膚のシミを防ぐ効果と、カフェインは老化防止や子宮がんの予防、更年期障害にも効果があると言われている。

世界のホテルで飲めば1杯・5,000円以上もすると言われる「ジャコウネコのコーヒー」。ダラットでは100グラム約850円(現地で販売するコーヒー豆の約5倍)ほどで購入した豆なので、すべての豆がジャコウネコから取れたものではないのかもしれないが、飲んでみれば、その芳醇な香りとこれぞコーヒーだと思わせるうま味が喉を潤す。

是非一度飲んでみていただきたい。美味しいですよ。

コーヒー園.JPGジャコウネコ.JPG

この記事を書いた人

松本 真明

松本 真明(株式会社マイザ)

再開発プランナー第100068号
土地&建物オーナー資産活用スペシャリスト
西友南仙台店定期借地事業、柏木分譲マンション等価交換事業

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