今年は誰にも芋煮会に誘われず、また業務が押していて会社でも芋煮会を開けず、「2018年は芋煮会なしか?」と覚悟していたのですが、何を考えたのか(今となっては謎ですが)「一人芋煮会」を思い立ち、Facebook上に公開イベントを生成。
> 【Facebookイベント告知】
> イベント日時:2018年11月10日(土) 1100-1400
> 一人で芋煮会しませんか?
> 東北地方の秋の風物詩、芋煮会。その起源は、遠く旧石器時代にまで遡り、長町の地底の森ミュージアムでは人類最古の芋煮会の痕跡を見ることができます。
> 神は言われました。
> この地域の神聖な儀式として、厳かに挙行される芋煮会。しかし、その年参加できなかったあなた方には、恐ろしい災厄が降りかかると、諸世紀に記述されています。
> 今年芋煮会に参加できなかった非リア充のあなた。
> 大丈夫。今からでも間に合います。
> 一人芋煮会を奥新川でするのです。
> 住む人もなく、ついに仙山線の停車も半減して上下合わせて20本しか停車しなくなり、廃屋広がり熊が支配> する理想的なディストピアとなった、私たちの「奥新川」。
> あなたの冒険心を盛り上げる、ちょっとキケンな「奥新川」。
> キャンプ場は閉鎖され、わき水「長命水」も今やほとんど枯れぬ。安全な水の確保も困難ですので、装備万全でご来場のうえ安全地帯を確保し、一人で勝手に芋煮会して下さい。
そして芋煮会当日、電車に乗り遅れてしまい、やむなく次の便で作並駅まで行き、そこから5㎞ほど歩いて奥新川へ。
途中、かなりの絶景ポイントで壮大な景色を見られたので、それはそれで良かったのですが、それはさておき、独り芋煮会はいろいろ予想通り非効率ながら、いろいろ芋煮会の進化の予感があったのでした。
2018年11月10日 ·
【独り芋煮会】
奥新川でおそらく仙台史上初となる「独り芋煮会」を決行。
略して「おひとりさま芋煮会」(字数増えた)。
芋煮3杯と焼肉で、材料費3500円。
食材、大いに余る。
一見大自然の中で風雅に見えますが、芋煮作りながらバーベキューの火を調整しつつ肉を焼く。実に忙しなく、心休まる時間がない。
結論: ひとり芋煮は効率が悪い。
そんな中、独りで準備していると「たまたま」夫婦芋煮会をしに来たHirotoshi Takeda & 武田冴子 夫妻と「偶然」奥新川の長命水で邂逅。
二人で「夫婦芋煮会」、とは。
かつて弊社の芋煮会はここ奥新川で行い、それが困難となり昨年は2年ぶりに交通至便な河原町で実施。
しかし今年は皆が忙しく、リーダーシップをとる人間もなく、かといって「やりたいという」人間もなく、最初から「今年は芋煮会はできないですね」と言われる始末。やりたい人間がいなければ、私が無理にやるとも言えず。
そこで今回、実験的に「おひとり様芋煮会」を企画。
芋煮会は、正直仙台では廃れ始めていると思う。
芋煮会の実施は、なかなか手間がかかります。このご時世、会社やご町内で芋煮会、という雰囲気や時代でもなかろう。
それを残念に思うのは単なるノスタルジーに過ぎぬ。
一方で、何かのコミュニティの維持とか、そういう難しいこと抜きに、芋煮会はもっと自由な可能性があるのではないか?
そう思って「独りでできるか?」を実験したわけで、隣でやっていた「夫婦芋煮会」を含め、色々知見が得られましたぞ。
食材が余り、高上がりになることも全て想定済み。
芋煮とバーベキューを一人でやるのは忙しないのも想定済み。
所詮仙台の「都市型芋煮会」など、せいぜい戦後の文化に過ぎぬ。となると、芋煮会にもイノベーションはあり得る。
近いうち、所轄に提案してみよう。