案外センダイ人は気付いていないのですが、宮城県は松島基地のブルーインパルスはあるし、現存する日本最古のパラグライダースクールがあるし、鳥人間コンテストで有名な東北大学ウィンドノーツがあるし、日本最大規模のラジコン飛行機の飛行場があるし、スカイスポーツが盛んな地域。
そうした「知られざる大空の帝国・みやぎ」(また「知られざる」系かい)でありますが、この「大崎バルーンフェスティバル」は松島基地の航空祭と並ぶ宮城を代表する「空の祭典」。
ところが、気球自体が天候に左右されやすく、にもかかわらず奥羽山脈からの吹きおろしがある初冬に開催して強風で飛ばないことも多い上に、微妙に仙台から離れた場所で汽車は1時間に1本というへき地げふげふで開催するなど、難易度高し。
そのため、その規模と内容のわりに、やっているのは知っているけど見たことがない県民が多数という始末。今回、思い立ちて試みに見に行ったところ、もっと早く見ておくべきだったと大いに後悔したのでした。
2018年11月25日 · 宮城県 大崎市 ·
【バルーンフェスタ】
岩出山の「大崎バルーンフェスティバル」に潜入するなど。その巨大な姿はもちろん、割と観客席のすぐ近くまで接近してくるときもあり、思った以上にど迫力。
一方、音もなく物体が浮き、そして時々ガスの「ゴーッ」という噴射音が朝空に響く様は摩訶不思議。まさに「浮遊」するといつ言葉が適切。飛行機の方が合理的に空を飛んでいる感がある。
「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」とは言いますが、人類最初の飛行物体がこれほど不思議な乗り物だった訳で、昔の人々が魔法と見間違うのも無理はない。
自然と対峙する「超アナログ技術」の様相で、ヨットの操船に感覚は近いのかもしれない。子供の頃に見れば、運動系かつ理系な男の子だったら、割と世界観変わるかもしれない。
これ、毎年「行ってみるかなー」程度の軽い気持ちでしたが、今まで行っていなかったことを大変後悔。
1人で行ったのも大変後悔。
情操教育のため、来年は1人ではなく、ちゃんと子供を連れて行こう。