コロナ騒動真っ最中の4月の中頃、もともと予定していた桜系業務が全部飛んだ結果、かえって地元仙台の桜をゆっくり見られるようになるとは皮肉なものです。
もっとも、この写真を撮りに行った時間は深夜2400近くで、世間は緊急事態宣言で自粛ムードの中、全然仕事は自粛していなかったどころかかえって忙しかったのだがな・・・!
投稿記事:2020年4月15日 笠間 建さんは愛宕神社展望台にいます。
【伝説の樹の下で】
そろそろ仙台の桜も、終わりに近づく。
愛宕神社のこの風景はお気に入りで、時々夜な夜なここに来ては
「このコロナ禍で、街が泣いている...」
とか
「ふっ、愚かなる人類たちが化石燃料を燃やして得た燈火で、束の間の繁栄を謳歌しておるわ...」
とか、世界の行く末を案じる国士様ゴッコをしに来るわけですが、この場所を「発見」したのは今を去ること25年前の高校のとき。
細い階段を登った先に広がった神社空間。
大きな桜の樹。
何かの物語が始まるに違いない。
そのワクワク感たるやかなりのもので、「何ということだ、『伝説の樹』は実在したんだ!」と、きっと藤崎詩織(41)みたいな幼馴染がこの伝説の樹の下で告白してくれたり、或いは月島雫(39)みたいな文学少女に朝日を見ながら告白したい人生だった。
終
制作・著作
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<補足>
コロナ騒動で皆陰鬱な気持ちの真っただ中だった4月の中頃に、人によっては何のことなのか全くわからない謎の投稿を夜な夜なしているわけですが、こんな一見意味不明な投稿の79人も「いいね!」を押しているあたり、カサマ界隈は相当なヲタクと見える。
藤崎詩織氏(41)は、言わずと知れた90年代を代表するギャルゲーで、1994年にPCエンジンで発売されたときめきメモリアル、通称「ときメモ」のヒロイン。何と1978年生まれの設定で、私の一個下の学年かね。今思うと、いや当時から思っていましたが、このヒロイン、どう考えてもなかなかビッ0な感じで、当時から「こんな同級生いたら、ヤダな・・・」と思っていたものです。
それに比べて月島雫氏(39)は、かの伝説のアニメーションスタジオ、スタジオジブリがときメモの翌年1995年に放映した漫画映画、ジブリ史上最大のファンタジー映画「耳をすませば」の主人公で、夢に向かって全力で暗中模索していく青春真っただ中で汚れなき精神のヒロインでもあり、今の儂には眩しすぎる(ポム爺さん@天空のラピュタ)。まあ、男子校の高校生だった当時から、周りにいた女子たちや妹を思い浮かべながら「こんな現実的には絶対いない想像上の生物と、一緒に下校したり交換日記をつけたい人生だった 【完】」状態で、十分違和感があったわけですが。
後にこの二人や私は「就職氷河期」と言われる過酷な運命が待ち受けており、「ロスジェネ」などと後世呼ばれることを知る由もなかったのであった。お互い歳を取りましたねぇ・・・。まあ、春麗姐さん(52)のやんちゃぶりは相変わらずですが。
とはいえ、今でもこのカサマ、平気で国士様ゴッコできるぞ?
国士様ゴッコはいわゆる「厨(中)二病」と言われる、典型的な症状。世間の男子が必ず通る、漫画やアニメの読み過ぎで邪気眼を発動しそうになったり教室に入ってきたテロリストを阻止する方法を考えたり、或いは米ソの冷戦を終わらせるための方策を考えたり、或いはジャーナリズムの真骨頂「ムー」の記事を参考に光の戦士になったり、そういう若者が陥る深刻な症状。
カサマは2020年で年号が「令和」とかいう未来世紀にやってきたにも関わらず、ここ30年間中二病を発症したままなシックでメロウな42歳独身。
コロナ禍なんぞ、かつて私が阻止した1999年のノストラダムスの大予言に寄って降臨した恐怖の大魔王に比べれば、どうと言うこともない・・・。