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多様性、国際化の視点からみた仙台・宮城のいろいろな話。

ミツバチの眼で

暑い日が続きますね!みなさま体調には十分ご注意くださいませ。

ミツバチもあまり暑いのが得意ではないのでこの時期のお世話は大変です。ミツバチは外から水をくんできて巣の中で水をまき、その水が蒸発する気化熱で巣内の温度を下げるんだそうです。つまり打ち水ですね。賢い!

IMG_0283.jpgのサムネール画像

暑くても、ミツバチたちは元気にがんばっています。

さて、今日はミツバチの眼を通して見えてくる、いつもとちょっと違った街のすがたについて書いてみようと思います。

杜の都、と呼ばれる仙台市。そんな仙台の緑も、定禅寺通りはケヤキ並木くらいは誰もが知っていることですが、普段何気なく見ているその辺の街路樹や公園の木、いったい何の木で、どんな花を咲かせる木で、他の生き物とどんな風に繋がっているのかなんて、なかなか考える機会がないではないでしょうか。

ミツバチを飼っていると、ついそんなところに目がいったりします。

例えばユリノキという木があります。ユリノキは非常に多量の花蜜をつくるので、ミツバチがとても好む木です。ユリノキの街路樹があると、その下は花蜜で雨のように湿ってしまうこともあるとか。私も最初にまちなかで養蜂に関わった時には養蜂家の先生に「この変にユリノキない?」と聞かれたものですが、もちろんさっぱり分かりませんでした。そんな木聞いたことないし、まちなかにはないんじゃない?という感じ。。。

でも調べてみたらあったんです。案外身近に!

実はSS30と河北新報さんの間に東西に通っている道路、あそこの街路樹がユリノキだったのです。

IMG_5692.jpg

(今日撮ってきた写真。写真の右側が河北新報さん)

なんとこんないつも通っている道がそうだったとは・・・とけっこうな衝撃でした。現在関わっているまちなか養蜂もここからすぐ近くなので、このユリノキたちも、ミツバチの大事な蜜源になっているハズ。中心市街地の街路樹も、ちゃんと他の生き物と関わりながら生きているのだなぁと改めて実感した発見でした。

他にも、春にはミツバチがすぐ近くから桜の花粉を取ってきたので「この近くに桜の木あったっけ?」とみんなで探したら意外な場所に桜の木を見つけたりしたこともありました。

このように、「ミツバチ目線」で普段とは少しちがった街の姿を見せてくれるのもミツバチの面白さかなぁと思います。(普段から私が木々のことを知らなすぎ&まちをぼんやり歩きすぎ ではあるのですが!反省。)

みなさんも普段通っている道の街路樹や、よく行く公園の草花について、たまにはふと足を止めて考えてみてはいかがでしょう。人工物に囲まれていても、ほんとに少しだけの花でも、その場所の生態系の大事な一部なのだと思いますよ!

この記事を書いた人

齋藤 高晴

齋藤 高晴

調査役・販促制作担当。
翻訳・通訳と、映像を中心としたメディア制作などをおこなっています。震災後は海外の研究期間、防災担当者等の被災地視察のコーディネート・通訳もお仕事としていただくようになりました。

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