私の場合は、弱火でじっくり・相当加熱し、2cm程に厚く切ったベーコン
を乗せたら中火にして、ジュジュっとしたら裏返して、アスパラガスなど
を茹でずに生のまま入れて、またジュジュっとしたら火を消して、数分
余熱で寝かせたら朝食。
ソバリエ(ソムリエで蕎麦職人)のジゾ氏は、強火で油煙立つほど加熱
し、2cm程の岩崎カチョカバロを乗せたら中火にし、手で押し付けなが
らジュっと焼き目を付け裏返したら、火を消して数分余熱してステーキ。
タカコ先生、それを今まさに喰わんとしながら、肉でも魚でも野菜でも
イケるんじゃない?
それどころか、生牡蠣だのスルメだのトーストもイケます。
馴染んだ油分以外は、ほどんと不要の上等なフライパン、その名も
上等フライパンは、それ自体が極上の味(≒焼き色・湯気・食感・旨み
凝縮)をしてくれる“調味道具”なので、もうコレ以外では焼けまヘン。
出来あがりが上等なのは、鋳物のフライパンを錆びにくく仕上げる
「上等焼き」という焼成法に由来。ジュっと・コンガリと焼けるのは大学
の工学部と共同開発した特許製法に裏づけられています。
鉄100%の野太く重いフライパンは、化学物質コーティングゼロでナチ
ュナル、かつリサイクルスチール70%使用でエコロジーの、オーガニッ
ク?な道具。でも、やっぱり美味しくできるのが一番のウリです。
南部鉄器に限らず伝統産業が元気ない昨今ですが、鉄の塊的な職
人技の製品も、テクノロジーが吹き込まれることで新たなニーズを生
むのです。
タカコ先生感嘆しきり。産学連携って、そういうことなんですねー。
使って違いが分からなければ企画だおれでしょ!?
ジゾ氏静かに曰く、ワインも飲んでマズければダメです。
ごもっとも。
※画像は本文と関係ありません
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
鋳鉄は最上のソース。
この記事を書いた人
大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)
マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。
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