さくら野百貨店陥落ッ!
2月も最後の月曜日の朝から、駅前は突然の店舗閉鎖でちょっとした騒ぎに。すぐに帝国データバンクの倒産情報が流れます。
最近エスパル東館やパルコ2などの出店が相次ぎ、仙台の商業の中心が駅前に移った感のある昨今。その中でさくら野は非常に苦戦している様子は見て取れましたが、見なさすがに「まさか!」と思った・・・ということもなく、「やはり・・・」という感想を口々に語り合う時点で、多くのセンダイ人たちは、さくら野の行く末を予想していたのでした。
次はこの駅前一等地に何ができるのか?楽しみだなぁ。
2月27日 12:38 · 仙台市
【Road To Rebirth】
ダックビブレ、いや、古い仙台人には丸光デパートと言った方がピンと来るか。
仙台駅前さくら野、陥落であります。
一部テナントフロア以外、閉鎖。
次は何が入るのかしら?
たまたま本日、某産業振興事業団出勤日だったので、内部ではちょっとした騒ぎに。
すでに「震災バブル崩壊後の世界」にいると、改めて体感せり。
統計情報や、街中で大量発生中の「テナント募集」の張り紙、カサマへの相談案件、そして今日の「さくら野陥落」など、あらゆる客観情報も体感情報も急下降。
震災直後よりよっぽど悪い。
こんな不安感は、生まれて初めてですなぁ。
ポストアポカリプスも間もない・・・。
God save Sendai.
<補足>
かつての地方を代表する百貨店の突然の破綻と言えば、思い浮かぶのは浜松の松菱デパート。
wiki「松菱」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E8%8F%B1
その突然の陥落やその遠因となった積立金優待制度「松菱友の会」の顛末など、非常に興味深いのですが、それより驚くべきことは、都市圏人口100万人を超える大都市にもかかわらず、2001年の破綻以来、駅前商業用地の一等地の破綻後の建物がその後15年近くにわたって放置され、最近ようやく解体されたと思ったら、再開発も遅れ、完成が来年2018年と、実に20年近い歳月がかかったという事実です。市民は皆、「松菱の所は一等地だから、すぐ別のテナントが入るか、再開発されるだろう」と漠然と思っていたら、いつの間にか気づかぬうちに15年以上たっていらそうな。
「いや、浜松の都市圏人口はセンダイの半分だから」と安心してはいられません。
さくら野百貨店の向かい側にある旧仙台ホテル跡に、本格的再開発までの5年間の暫定商業施設の位置づけの「EDEN (エデン)」が開業したのは、2011年7月。
今は2017年ですぜ。
エンドーチェーンやエンタツパーキングがある仙台駅前の「中央南地区」の再開発が、1999年に中央南地区まちづくり協議会ができて以来既に18年たっている前科を忘れたか、センダイジン。1999年って、アンゴルモアの大王が襲って人類滅亡した20世紀の話です。
そんな他都市のケースや前科を考えると、この案件、意外に長引くぞ?と思ってしまい、結局、丸光デパートであるところのさくら野百貨店が陥落した理由など、もはやどうでも良くなってしまい、何もナゾ解きすることなく今回のブログを終え、年度末の報告書作成業務に戻る、ある日のカサマなのでした。