メンバーズブログ

マクロの眼

プロジェクトエンジニアを僭称(?)中

(Facebook転載)インターネッツどきどき同窓会のナゾ

インターネッツの発達により生み出された、Facebookやmixiに代表される「SNS(Social Network System)」。20世紀末に初めてインターネッツに触れたとき、「なんと未来なインフラかッ!」と思ったものです。

それから15年。

東日本大震災で文字通り重要なインフラと化したFacebookを使いこなすうち、どうも様相が違ってきているようです。

January 18 2015

【極上の洋食】
昨日仙台大観音への「追加幸せになる呪い」の後に、近くの名店「カープル」にてランチをしてきたですよ。

幼稚園時代からの幼馴染が、お父さんの代からこの地域でやっているのですが、これがまた極上でして。
見よ、この「ハンバーグ」。
いまどき「ハンバーグ食べに行こうか」と20世紀後半ごろ的に言える店が、地元にあるのはイイ感じですな。

何というか、カサマの今の人生の登場人物が、幼稚園時代のとか小学校時代のとか中学校時代のとか高校時代のとか大学時代のとか、殆ど半径数キロ以内で完結しているという。
全く、私はフィンランド人かと。

何やら私は「Think global, act local」の標本みたいですなぁ。
あんまりおススメできる人生じゃないかもわからんが。

エリアマーク1523451_834588126580307_5443344637414786179_o.jpg

December 25 2014

レッツ パーリィィッ!
本日クリスマス・パーリーッ!なぜかS中学校関係の友人たちと。
こいつは楽しすぎる。

実に不思議なのが、そもそも「私はS中学校とは無関係」

S中から転校して来た中学時代の同級生のH くん。
S中出身の高校時代の同級生の N 君。
S中出身の大学時代のゼミの「先輩」の M さん(年齢的には浪人した私と同級生)。

インターネッツ同窓会2015-03-12 22.56.54.jpg

以外の三人は中学時代のクラスメイト。

私は彼ら2人以上と、同じ学び舎で同時に過ごしたことがありません。
だがこうやってSNSを通じて、今日集まって酒を飲み、まるで記憶を補完するように昔話に花が咲き、それどころかそのまま「あたかも昔話のように今を語り合う」。

中学時代、高校時代、大学時代。
未来を紡ぐと思った最新技術のインターネッツは、実は「過去を再編集する」ことにこそ、最大の威力を発揮するのかもしれない。

「S中学校」が扇の「要(かなめ)」か?
いや、まさか「私が扇の」?

ならば、時間軸と人間関係とインターネッツがリアルに、物理的に融合しやすい地方都市の方が、「違った未来」が見えるのかもしれない?

などと思った、100万人が肩を寄せ合う仙台の街の2014、ホワイトクリスマスの夜

通常、職場の仮眠の為の寝袋や、焼きそばバゴーンしかアップされないカサマのFacebookですが、珍しくリア充ぶりを投稿しています。

その昔、カサマは修士論文でフィンランドのイノベーションの強さを調べるために、フィンランド人にインタビューした事があります。小規模ながら強固で精鋭が集まるフィンランドのビジネス・タスクフォース。

「なぜその人々と組んだのか?」と聞いた際に、そのフィンランド人が言った言葉が印象に残っています。

Because we know each other. (お互いよく知ってるし)

フィンランドの人口はおよそ550万人。宮城県と福島県と山形県を合わせたぐらいしか、人口がありません。最大の都市ヘルシンキですら人口は60万人ですから、フィンランド人にとっては仙台ですら人が多い大都会に見えるかもしれません。

そのような地域では、だいたい知り合いの知り合いまでたどると友人にぶつかるという、まるで震災後の宮城県のような環境かもしれません。最高に優秀な人間を集めるのではなく、能力や性格などをお互い熟知した者同士が少人数で組む「精鋭」主義。

するとSNSは、地方都市の精鋭主義を加速させる強力なツールになるかもしれません。

実際、創業スクエアは年間15件にも及ぶプロジェクト支援の一部を、クライアント、専門家、支援担当者がFacebookで情報共有しながら事業マネジメントし、にもかかわらず頻繁にFace to Faceのコミュニケーションを密に取る様子を見て、東京の某有名コンサルファームの方が驚愕しておりました。

そう、コミュニケーションは深度より頻度

SNSとFace to Faceのコミュニケーションをシームレスに超高頻度で実行する、通称「リア充加速システム(RAS【ラス、Rea-zyu Acceralating System】」は地方のビジネス・マネジメント・モデルとして、何か新しいものを生み出すかもしれない。

震災で急速に加速したSNS。もともとリソース不足環境での苦肉の策だったわけですが、そう考えるとRASもまた、震災により生み出された21世紀の作法なのかもれません。

この記事を書いた人

笠間 建

笠間建 (コミューナ・トランスレーション・デザイン有限責任事業組合)

事業連携担当。
プロジェクトエンジニアを僭称(?)中。PEは本来は工場オペレーション用語ですが、調査分析・事業企画・計画・実行など、プロジェクト全般を広義に「エンジニアリング」してきたキャリアパスで、他に良い表現が見つからないので。2008年9月から2010年8月まで、社会人学生として東京で貧乏大学院生生活を送っていましたが、2010年9月に無事修了して仙台に戻ってきました。
趣味は自転車、旅行、写真。

他のメンバーを見る

  • ちょっと知りたい不動産の一口知識
  • 四方山雑記帳
  • hariu Blog
  • めっけもん
  • 仙台・宮城のうまいもの&直売所めぐり
  • コバチャンの深〜い話
  • 小さなギモン調べてみました!
  • 建築と風景
  • ぽらぽら物語り
  • ほっとひといき!
  • マクロの眼
  • ローカル・グローバル
  • トキの目
  • 空飛ぶ「こころ」
  • 黒ひげのモノローグ
  • まるでかく
  • 女将のつぶやき
  • インフォメーションブログ