仙台という街は特撮や漫画・アニメでは、例えば「ガメラ2 レギオン襲来」 では大爆発により街は灰燼に帰し、「最終兵器彼女」においては壊滅どころか地図上から消滅してしまうなど、なぜか尽く破壊される運命が多いのですが、それはともかく、どうも業界では仙台を舞台にしたアニメの準備が進んでいるようです。
<追記&解説>
アニメや漫画などを活用した地域おこしを「萌え興し」と呼ぶらしく、先行研究も存在するのですが、全国70事例を調査した(注:シゴトです)ところ、最低限の条件として作品そのものが高品質であることが求められているようです。
しかも、一過性ではなくて長く続くためには、その場所である必然性が必要の模様。
仙台、というより現代の青森・岩手・宮城・福島を舞台にするためには、東日本大震災は避けて通れないテーマであり必然性。「あまちゃん」のようなドラマ作りの方や映画作りの方、小説家の皆さんの間では、東日本大震災を避けず、正面から取り組む作家さんも多いようです。しかし、漫画やアニメでは、まだ作り手・クリエイターの皆さんが正面からとらえようという話をあまり聞きません。
是非とも作り手の皆様には取り組んでほしいもの、などと冷静な感想をする、20世紀でそちらの世界から足を洗ってしまった、自転車にワンカットしか登場していない宇宙戦艦「スーパーヱクセリヲン」という名前を20年来つけているカサマなのでした。