世の中、コロナで、閉塞感がありますよね。
でも、そんな世間とは関係なく
ただでさえ普段から、あまり"運"には恵まれない方なので、
できるだけ「上を向いて歩こう」と思い、
特に通勤の時など、
空を見ながら歩いている私です。
ところが先日、
このブログのネタに詰まってしまい、
つい、「下を向いて」歩いてしまいましたら、
歩道上で、こんなフタを、見つけました。
拡大すると、こんな感じ。
パッと見て、何のマークかわからなかったので、
とりあえず考えてみることに。
よく見れば、文字は
Gas
と、読めなくもない。
と言う事は、ガスの配管か何かなのだろうか?
でも、それが何故、
鉄格子に嵌っているみたいになっているのか?
で、気づくわけです。
仙台市のマークか、コレ。
調べてみると、少し昔の
「仙台市ガス局」のマークが
これなのでした。
仙台市は、水道もガスも市営なので、
実は道路上に結構このマークがついたフタがあります。
こんな下水道のマンホールのフタ、見たことあるでしょう。
中央に「仙台市章」がついています。
この仙台市章、
仙台市の「仙」を図案化したもので
1933年に制定されました。
伊達家の家紋の一つ、「縦三引両」もベースになっています。
こんな感じでしょうか。
この市章、実は、兵庫県加古川市の市章とも似ています。
こちらの由来は、
「加古川市は太古より加古川の水に恵まれ発展した都市であって、
川を中心に両岸に伸展する意味を象徴するものである。」
と、HPには出ていましたが、
私的には、
加古川→かこがわ→かっこ・かわ→( )川
で、この市章になったんじゃないか、と思ってしまいましたが。
ところで、伊達家家紋の「縦三引両」のように、
丸の中に線が引かれている家紋は、他にも色々あり、
「引両紋」(ひきりょうもん)という名前で分類され、
全体の形が四角か、丸か、
引かれている線の数が何本か、
線の向きがタテかヨコか、で
とかとか等あるのですが、
ふと、
「引両紋」の「両」って何?
と気になり、調べてみたら、
「両」は「竜」のこと
という記述がありました。
武家としては、天に上る竜の縁起を担ぎ、
この図案を採用し、
どちらも「りょう」と読むから、らしいのですが、
正直、いま一つピンときません。
ちなみに、「画竜点睛」は、
「がりゅうてんせい」ではなく、
「がりょうてんせい」ですので、お間違いなく。
「下を向いて」歩いて見つけたネタでしたが、
天に上る竜の話につながりました。
おあとがよろしいようで。