今回も佐賀の話です。
●呼子海中展望船
・・・マリンパル?どこかで聞いた名称・・・
そう、宮城県人にとっては、「マリンパル」と言えば「マリンパル女川」
それが、遠く離れた佐賀県の呼子にも「マリンパル」があったとは!
調べてみると、長崎県にも「マリンパル壱岐」というのがありました。
いずれも、海沿いにあり、
女川と壱岐は海産物中心の観光物産館。
「マリンパル呼子」は海中展望船の運航を行っています。
ちなみに、静岡県で「マリンパル」というと、
コミュニティFM局「FM清水」の愛称だそうです。
もひとつ、ちなみに、「マリンパル」を英語として和訳すると、
「海の仲間」の意味になるようで、ありがちな名前なのかも。
話しは戻って、「マリンパル呼子」の看板をくぐった先から出港しているのが、
観光水中遊覧船の「ピンクジーラ」
そりゃ、まぁ、クジラだから「ジーラ」なのでしょう。
現地で見ることはできませんでしたが、元は青いカラーリングの初代「ジーラ」があって、
これは、2代目、ピンクだから「ピンクジーラ」
中は、こんな感じ。
窓にへばりついて、海中を見るヤツです。
冒頭に書いた通り、「呼子と言えばイカ」ですから、
当然のようにイカが見られるかと言えば、そんなことは無く、
港を出た岩礁に餌付けされたようにかたまって泳いでいる
ほぼ「タイ」のみ、を眺めるという。
船内の案内板には、色々な魚の説明があるのですが、
ほぼ一択でした。季節もあるのでしょうけれど。
マリンパル呼子には、「ジーラ」以外にも、
近くの名勝「七ツ釜」という、
絶壁にかまどを七つ並べたような洞窟がある景観を海側から眺めるための
「イカ丸」という船もあります。
※パンフより引用
●呼子の朝市
これまた有名なんだそうで。
Wiki様によると、
「呼子朝市(よぶこあさいち)は、佐賀県唐津市呼子町呼子朝市通りで開かれる朝市である。
石川県輪島市の輪島朝市、千葉県勝浦市の勝浦朝市、岐阜県高山市の宮川朝市に次ぐ規模と歴史を有し、
日本四大朝市とも称される。」
と、出てます。
とは言え、平日の朝は、それほどの盛況感もなく、
朝市と言う割には、朝イチの出店数はそれほど多くなく、
8:00に行っても結構まばら。
9:00過ぎからボチボチ増える感じでした。
もちろん、イカはあちこちで売られていて、
サイズにもよりますが、1枚500円程度から。
(開いて干したイカは、杯ではなく枚で数えるらしい)
イカ以外の魚も売っていますし、関連加工品や
佐賀県なので陶器なども朝市で売っていました。
こんなミニマムなお店もあって、見て回るだけでも
それなりに楽しめました。
ちなみに私は、ジャコのふりかけみたいのを量り売りしていたので、
それを買って帰りました。
●唐津曳山展示場
九州各地で行われる、地域の神社の秋の例大祭を
当地では「(お)くんち」と言います。
神様への神事を行う日なので「供日」「宮日」等の言葉が
「くんち」に変化したと言われています。
毎年11月初旬に、唐津神社の秋の例大祭として行われるのが「唐津くんち」で、
「曳山」(ひきやま)と言われる山車が町を回遊します。
「唐津くんちの曳山行事」は、ユネスコ無形文化遺産にもなっています。
この「曳山」が展示されているのが、「曳山展示場」で、
唐津市民会館の横に併設されており、道路を挟んだ向かい側が、
唐津神社になっています。
展示場の中は、町毎の曳山がズラリと並んでいて壮観です。
唐津くんちで一番有名なのが、この魚屋町(うおやまち)の「鯛」
(一緒に写っている表示板は隣の曳山のものです。写真が下手でスイマセン)
魚屋なので、魚の代表として「タイ」が選ばれ制作されたのが1845年。
以来170年以上も修復しつつ現役というのもなかなかすごい事。
ちなみにこの「鯛」で、高さ6.44m、重さ2.8tあるそうです。
個人的には、「唐津くんち」より「唐津神社」の方に興味があったのですが、
時間が無かったのと、訪問したのが10月末で、それこそ「唐津くんち」本番の
準備作業を境内でしていたため、あまり見学できませんでした。
ちなみに、主祭神が「底筒男命」「中筒男命」「表筒男命」の3神で、
(それぞれ「そこつつのおのみこと」「なかつつのおのみこと」「うわつつのおのみこと」)
住吉三神と呼ばれる住吉神社の主祭神と同じです。
基本的には海上安全祈願の神様なので、神功皇后の三韓征伐に際し、
海上安全祈願のために当地に祀られたとの由緒です。
この神様がまた色々興味深いのですが、それはまた別の話。
また、数年前にテレビ朝日系列で放送された、
「ユーリ!!!on ICE」という、フィギュアスケートをテーマにしたアニメでは、
劇中の「長谷津市」という主人公の住む町のモデルが「唐津市」であることが公表されており、
実際に唐津市内の様々な場所がアニメ内で登場する為、いわゆる「聖地」になっていて、
観光にも一役買っており、唐津神社にもこんな絵馬がたくさんありました。