先日、弊社社長と共に、陸前高田を訪れました。
特に誰かと約束があったわけではありませんが、
一関まで行ったついでに足を伸ばしてみました。
ニュース等で情報は得ていましたが、
実際に訪れてみて、あまりのことに呆然としました。
道路だけはある程度通っていましたが、
他には何もありません。
それこそ、日々瓦礫撤去を続けてきた
作業にあたった方々の努力の結果、
ここまでになったのだと思いますが、
数棟の建物を残して、ただただ平野と化していました。
何度か宿泊もし、色々と思い出のあるホテルも
下層階は無残な状態となっていました。
ホテルの左側は、かつてはテニスコートがあったのですが、
今はもう海です。
遠目に見るとこのホテルだけが、
ポツンとキレイに残っているように見えることが、
かえって寂しさを倍増させます。
もし自分がこのまちの住人だったなら、
きっと未だに途方にくれているのではないか、とさえ思いました。
でも、
全てを流されたにもかかわらず、地元の事業者の方は言っていました。
「泣いてばかりいてもしょうがないでしょ。社員を食わしていかなきゃいけないし。」
・・・・その前向きなパワーに脱帽です。
高速道路が無料になるから、
もらえるものを貰わないと損だから、
とにかくトクをしたいから、
そんな理由で罹災証明を取得しようとする方が増えていると聞きました。
とても悲しいことです。
本当の被災地のために何も出来ないでいる、と思っている人も、
せめて本当にサポートが必要な人への支援を邪魔する事の無いように、
他人に頼らずに自分で出来ることを自分ですると言うことだけでも、
被災地支援になるんじゃないでしょうか。
そして、本当に前向きに動き出している方々へ、
せめて声援だけでも贈りたいと思います。
ガンバレ!東北
ガンバレ!陸前高田