このブログを見ているような方々は、
大概、キーボードに向かって何らかの文字を書いたりする事があるかと思いますが、
キーボード上にあるアルファベットや平仮名以外の記号の正式名称が気になったり、
「なんでこういうカタチの記号になったんだろう?」と思ったことはありませんでしょうか?
私、ふと「&」が気になってしまい、
何故これが「and」なのか不思議に思い始めてしまいました。
ということで、今回はそんな記号の話です。
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で、まず「&」ですが、
そもそもこの記号(?)は、「アンバーサンド」という名前だそうです。
名前も含めて「アンド」だと思っていましたし、会話上では使わないので、
今更別の名前があると知っても、あまり使う機会はなさそうな気はしますが。
そして、この名前の由来は、
「&(and), per se, and」からきているそうです。
意味は、「アンド、そのもの自体がアンド」。
なんのコトやらわからない方が多いと思いますが、
そもそも英国ではアルファベットを覚えるのに、日本で九九を覚えるがごとく、
「A, per se, ah;B, per se, buh;・・・」(「Aそのものがアー、Bそのものがブー、・・・」)と暗唱し、
それをX、Y、Z 、&と続けて言っていたのだそうです。
「per se」は「そのもの自体」と言う意味で、
文字の形と読み方を覚えるのに、こう暗唱していたわけです。
ということは、「&」って、アルファベットの一部みたいなものだったのですね。
名前の由来はそうだとして、カタチの由来は、というと、
なんと紀元前63年に発明された速記法の一部だそうで、
元はラテン語の「et」(=and)を筆記する際に、ペンを持ち上げずに続けて書く方法だったそうです。
そういえば、下図の右側のような形の「&」も見たことはありませんか?
このカタチだと、確かに筆記体の「E]と「T」がくっついたように見えます。
これが徐々に流れて、というか変化していって、今の「&」(左側)になったのだそうです。
まさか「et」だったとは。
なので、「&c」と書いて「et cetera」=エトセトラとも読むのだそうです。
「etc.」は使いますが、「&c」は知らなかったです。
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「&」が片付いたところで、次には「@」が気になりました。
日本では「アットマーク」と呼びますが、調べてみると実はこの呼び名は日本だけのもので、
正式名称が無いようなのです。
世界中で使用されているにもかかわらず、正式名称が無いというのが信じられませんが、
とにかく世界では、それぞれ勝手に見た目で呼ばれているのです。
例を挙げると、
「サルの尾」、「象の鼻」、「カタツムリ」、「ネズミ」、「子犬」、「アヒル」、「猫の尾」、「長虫」、「バラ」等々。
う~ん、本当に様々です。
カタチの由来は、これまた中世の修道士が作ったという古い歴史を持っていて、
元々はラテン語の「ad」を略した文字だそうで、
意味は文脈によって、「to」とか「toward」とか「near」とか「at」というような意味に使われたそうです。
中の「a」は良いとして、廻りの○は「d」だったのです。
英語では、単価表示に使用していたマークみたいなものなので、特に呼び名がなく、
使用機会もどんどん少なくなっていたところ、
インターネットによるメールアドレスに使用されることになって、
一気に大復活を遂げた文字(?)なのだそうです。
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他にも、小ネタで二つほど。
「*」・・・アスタリスク
原語の意味はラテン語経由の古ギリシア語で「小さい星」という意味だそうです。
見た目の通りですね。
ただ、これ、電話についているマークとは違うということに今回始めて気づきました。
アスタリスクは「×」に縦棒。
電話の方は「×」に横棒でこちらは「スターマーク」と言うのだそうです。
下記を見て違いを確認してみてください。
※右側は、電話機についてる方です。90度傾いているのですね。
「♂」・・・マスキュラ・シンボル(日本名:雄記号)
元々は占星学で使われる記号で、火星を表す記号だったものを、
生物学者が性別を表す記号として採用したのだそうです。
「♀」の方はフェミニン・シンボル(日本名:雌記号)といい、こちらは金星を表しています。
火星が男性で金星が女性とは、なんとなくイメージできる気もしますが、
なんと言っても生物学者が採用しましたから、分類上「雌雄同体」を表す記号も決めていました。
水星を表す記号で、下記のマークだそうです。
多分○○・シンボルというのでしょうが、呼び名は調べても判りませんでした。
水星は英語で「マーキュリー」なので、多分そんな感じだとは思いますが。
パソコンで変換できないし。
で、左の画像が水星です。
きっと、訓練すれば、この画像で上のマークが思い浮かび、
はるな愛さんとかを想像できるようになると思います。