完全に煮詰まっている「鍵と錠の話」は今回はお休みします。
で、今回は漢字の話。
そう、先日12月10日に今年の漢字が発表されましたね。
今年の漢字は「暑」でした。
そもそも、何故この時期に発表されているかと言うと、12月12日が「漢字の日」なので、これにちなんで。
そして、12月12日が何故「漢字の日」かというと、「良い字一字」=「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」のゴロ合せからだそうです。
なんとなく、すっかり定着した行事になっていますが、始まったのは1995年から。財団法人に本漢字能力検定協会が制定してからなので、今年で16回目になります。
2010年の「今年の漢字」が「暑」になったのは、
→記録的な猛暑で熱中症にかかる人が続出。
→餌不足となった熊が人里に出没するなど、長引く酷暑に地球温暖化の警鐘を感じる
→チリ鉱山の落盤事故で地中の暑い中から作業員全員が生還
→小惑星探査機「はやぶさ」が地球への突入温度1万度という暑さを耐え、小惑星の微粒子を地球に持ち帰る快挙
等が理由だそうで、一般公募で最も票を集めたのがこの「暑」だったから。
まぁ、確かに「暑」かったですが、この時期に発表されると、「咽喉もと過ぎれば、熱さ忘れる」じゃないですが、なんとなく今年一年を反映しているというカンジが薄れているようにも思います。
それに、一年と言っても夏以降の数ヶ月の出来事ですしねぇ。
「暑」と言う漢字は、「者」+「日」でできています。
「者」はもともと、コンロのようなものの上で柴を燃やす状態を表現した象形文字で、火が集中する様子から何かが集中する様子を表す文字に使われるようです。
「暑」はそういう意味では文字通り「日=太陽」が集中するさまであり、まさしく「アツイ」ということなのですね。
ちなみに昨年の漢字が何だったか、覚えていますでしょうか?
昨年は「新」でした。
民主党新政権発足、オバマ新大統領就任、裁判員制度や高速道路料金割引等の新制度スタート、新型インフルエンザの流行、高速水着による競泳の世界新記録ラッシュ、イチローの9年連続200本安打の新記録 等々の世相を反映しての選出でした。
それ以前の漢字が何だったか気になり始めた人は、下記サイトでご確認下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%BC%A2%E5%AD%97
思えば、清水寺って、中学生の頃の修学旅行でいったきりです。
昔のCMではないけれど、「そうだ、京都へ行こう」と思い立って出かけられればいいのですけど、なかなか思うようには行きませんね。
ちなみにあの「清水の舞台」って、舞台はいいけど観客席はどこなんだって思っていましたが、観客は観音様であって人間ではない神様なので、人間が見る観客席はないんだそうです。