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四方山雑記帳

東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし

琥珀彩々

世界三大琥珀の中で、最古の産地・久慈。
中世代白亜紀サントニアン層から採掘される8500万年前の奇跡は、
色合い深く、しかし外気に触れて砕ける欠片もあり、なればこその希少原石。

しかし、カケラも大玉と同じヴィンテージ琥珀なのに、あまりに小さくカット・研摩
できないため、高価な未利用資源になっていました。

まてまて、よく考えてみれば琥珀は元々太古の樹脂。
金の指輪を溶かしてインゴットができるように、小さな破片を精製して大きな
延べ板になるのでは?

久慈琥珀と岩手大学、科学技術振興機構と東経連ビジネスセンター、
そして東北経済産業局。
震災直後から基礎研究・応用技術、マーケット戦略を経て製品開発へと
取り組まれた"世界初・日本発"天然琥珀100%のインゴットは、
カタチは板状・角柱・円柱、パターンはモノトーン・バイカラー・ランダムなど、
多彩な宝飾新素材として完成したのです。

Refind Amberと名付けられたこの素材から、アクセサリーはもちろん"ぐい呑"
まで、琥珀のあるファンションスタイルが2018.2.7.Gift Showにデビューします。

震災と、水害の二重苦を越し通す、久慈琥珀メンバーのドキュメントに拍手!

※世界中で久慈琥珀しかできない、リファインドアンバーのインゴット。感服です。

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この記事を書いた人

大志田 典明

大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)

マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。

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