今から129年前。登米の街道に茶屋を開き、行き交う人々に手打ちうどん
を振る舞った二階堂文左衛門。麺文化がナイと言われる宮城ですが、ど
っこい南に奥州白石温麺、北に登米二階堂製麺(現マルニ食品)と、百年
老舗があるのです。
どちらも、小麦粉と塩だけという単純な食材だけに、奥深さと難しさはひと
しお。どちらも押し切りでも・押し出しでもなく、手延べするだけに旨さと手
間はひとしおです。
このたび、五代目女将が宮城県栽培小麦「あおばの恋」を、塩竈の藻塩
と気仙沼の桑葉で打ち、見目はんなり緑の美しく旨い半生手延べうどん
を「青葉の恋」として開発。食材王国みやぎ売れる商品づくり支援事業に
採択された、完成間近な逸品はこの春発売予定です。
オカの中小企業の頑張りも、東北復興には大切な御役目。買って・食べ
て応援しましょう。
※細麺シコシコつるりの、のどごし。佳き小麦の香りと藻塩の深み、絶品。
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
あおばの恋
この記事を書いた人
大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)
マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。
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