小寒・大寒晒された蕎麦は一塩旨い。
いやいや、そもそも蕎麦がウマイ。
ですが、売られている蕎麦の殆どが、原材料は小麦粉・蕎麦粉・でんぷん
(コレは打ち粉)・食塩の順番。蕎麦に小麦をつないでいるというより、小麦
に蕎麦を混ぜているのが一般的。
とはいえ、旨い生蕎麦を戴いたり、蕎麦屋から分けてもらっても翌日には
ボロボロ・ボソボソで日保ちしません。
蕎麦が搗きたて・打ちたて・茹でたてに限るのは当然です。
斯様に蕎麦は温度に弱く、菌が付きやすいナマモノなのです。
そこで、店で売られている生蕎麦・半生蕎麦の多くは、小麦粉・蕎麦粉・
でんぷん・食塩に、酒精(アルコール)やph調整剤が添加されています。
日保ち向上、しかし風味は劣化。
エチルが蕎麦の香りを損ない、蕎麦湯は飲める代物ではありません。
ここに、創業半世紀・釜石の製麺所「川喜」の会長が、岩手大学と協同で
JST(科学技術振興財団)の研究事業に手を揚げ、震災なにものぞと独自
の製粉技術で“無添加生蕎麦”を開発。
今まで日保ちしなかった賞味期限を、保存料を使わず10日間の生蕎麦を
完成させました。原材料は勿論、蕎麦粉・小麦粉・でんぷん・食塩の順。
ほんのり緑色の川喜のなまそば、近日発売乞うご期待!
※画像と本文は関係ありません。
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
SOVA BIEN !
この記事を書いた人
大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)
マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。
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