西に関あれば、東に金華あり。
そして北に八戸前沖さばアリ。
寒暖流の潮目をくぐり、身引き締まりにして脂のり豊かな八戸前沖のサバ
は、刺身よし・串焼きよし・揚げてよし。
どんな風に食べてもウマイこの鯖を、ちょい土産にと探せば〆鯖・炙り鯖が
定番。各社が競う美味揃いですが、〆鯖は結局シメさば。
まるで上等のフィレ肉のような旨みを、和惣菜ではなく洋風デリカにして、も
っと美味しく・新しい鯖の楽しみ方を創れないかと誕生したのが、武輪水産
の八戸前沖さばスパイシーマリネハム。
このたび正式発売に先駆けて、サバ好きもサバ嫌いも集まって試食いたし
たところ、余りの旨さに〆鯖NGの女子までお替りする次第。
何といってもオススメは、オニオン&ケッパーにオリーブオイルとパルミジャ
ーノを山ほど振ったカルパッチョ。
震災前、極上の〆鯖を造っていた会社が、震災後は既存商品に寄りかか
らず、新たな価値観の新商品を創り出す。今こそ違う提案をするチャンス
だと、物静かに社長がおっしゃいます。
オンリーワンでナンバーワンの復興牽引商品が、また一つ東北からデビュ
ーする愉しみを待ちましょう。
※スライスしていないフィレタイプは販売中。農林水産大臣賞受賞の逸品。
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
サバ美案
この記事を書いた人
大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)
マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。
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