震災以降、職を失くした人に雇用保険、職を求める人の雇用対策など、
お金が必要な人を支援する制度が充実してきました。
一方で、お金を生み出す企業を支援することは、あまり強化されてい
ないような気がします。
カネの切れ目が制度の終了にならないようにするためにも、お金を給
付する支援と、その財源を生み出す企業を元気にしたり・数を増やす
仕組みは、一緒に講じることが必要です。
支援機関には、お金が必要な相談だけでなく、自ら創業したい・お店を
開業したいという相談が来ます。そういうヒトたちのプランを現実にする
ため、サポートするのが中小企業支援センターです。
前から自分のプランを温めていたヒト、失業を機に就職ではなく起業を
思い立ったヒトなど、ジャンルは飲食・物販からサービスまで多士済々。
相談の結果、設立ノウハウの支援を受けて誕生した街のベンチャーに
は、スイーツショップや雑貨屋さんに加えて、ユニークで新しいモデルも
出来始めました。
古民家コミュニティのLLP(有限責任事業組合)や、地域間交流の旅行
会社など、小さいけれど持続的に根差していこうとするビジネスです。
東北発の復興モデルは、意外にこんなオーナーたちから始まるのかも
しれませんね。
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