またまたアヂィ~ので、
電車の接続ミスの性にしてタクシーで塩竈へ。
西塩竈のガードあたりね。旨い店あるんだよ、と言えば
ロン亭ですか?と運ちゃん即答。ツウだねー。
仙台から車で行くなんて、お客さん相当スキですねー。
例えば七ヶ浜ガゼのムース、塩竈バチ鮪のカルパッチョ、黒毛和牛の
網焼の、3品セットが1800円など、日替わり3品だけで食材の質・料理
の味・種類・量・価格とも絶妙なベターバランス。
喩え下手ですが、そこらのビストロなら3600円でしょう。
ドレスシャツにボウタイ締めたおかみさんが、昭和の一軒家でいらっし
ゃい。コック服のご主人共々、語らず・笑わずながら、実家の茶の間
で御馳走楽しむような気兼ねなさです。
本日は、夏野菜のミネストローネ、マコガレイのカルパッチョに、お約
束の黒毛和牛網焼きで3品セット。今だワインに行けず、ノドのなるま
ま生ビールの勢いでニラ餃子。炭酸の力捨てがたく、泡葡萄酒にチェ
ンジしてタカコ先生はエスカルゴとパルマハム。ネクタリンのタルトに
負けず、男は御新香。〆にナポリタン。
以上、願いまして3名で15000円??
よく見たら、3品セットは1200円也!
ありえない満足度に浸りながら、貸し切り状態だった店を出る頃、ご
一党様がどやどやご入店し、妙に安心。
なんだ、まだ7時半じゃないの。
男爵に誘われて、それではもう一軒。
ラーメンP助という店でね、頼まれてから餃子を包むんだヨ。
笑顔のおかみさんと、閑だと出掛ける大将がサスティナブルな味を
出し続けて、この店も数十年。
中小企業というけれど、中は少なく(意外に大きく)・小が殆ど。さらに
は企業じゃなくて家業もいっぱいですが、小さな単位で持続するビジ
ネスモデルやマーケットサイズは、実は豊かで未来があるのかも。
事業成長・拡大すべきと思う一方、恐竜時代の哺乳類のような存在
が大切だと感じる昨今です。
※画像は本文と関係ありません
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
しおがま繁盛記。
この記事を書いた人
大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)
マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。
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