最近、とにかく時間が経つのが早く感じ、「きっと忙しいからだ」と自分に言い聞かせていた訳ですが、それは順調に加齢によるものだと40歳を超えて薄々気づき始め。
なるほど確かに10歳ぐらいの少年時代の1年間は人生の10%に相当するが、20歳の青年時代にとって1年は5%、30歳の若手にとっては3.3%。だが40歳の中年になると1年は人生のうちの2.5%にしか過ぎないという恐ろしい事実。大学生ぐらいよりも1年の感覚時間は半分となり倍の速度に感じ、まあ同じぐらいだろ?と思っている30歳連中とも25%も違う=一回り下のやつらより時間を30%早く感じている・・・!
まったく年を取ると身体能力と脳みそ能力も衰えて何をするにもスピードが遅くなるのに、時間だけは早く過ぎるという、恐ろしい時空のゆがみ。
それを整備新幹線でまざまざと痛感したですよ。
・・・
笠間 建さんは仙台市にいます。
10月7日 ·
【整備新幹線】
これは驚いた。
<引用>
盛岡-新青森、最高時速320キロへ JR東が防音工事に着手
JR東日本は6日、東北新幹線盛岡-新青森間について、最高時速を現行の260キロから320キロへ引き上げるため、今月から防音工事を実施すると発表した。工期は約7年間を予定する。
(中略)
国が推進する「整備新幹線」の同区間は、全国新幹線鉄道整備法の整備計画に基づき、整備時の最高時速は260キロと定められている。国土交通省は騒音対策などと併せ、整備後に260キロを超えた速度への見直しが可能としている。整備新幹線の区間で最高時速の引き上げは初めてとなる。(河北新報2020年10月07日水曜日記事)
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201007_73012.html?fbclid=IwAR0T5wygAA6BMEUbXkmpZ4SuyHAmYvoOb0TMo02n66zou73uXe6CH-pH7F0
<引用ここまで>
盛岡以北が260km/hなのは、いわゆる整備新幹線区間の制限というのは割と知られていると思うのですが、320km/h運転または(北海道へ延伸される際の)360km/h対応は、札幌まで開通する2030年ぐらいまでないだろうと言われていたんですね。
防音工事についてフォーカスされていますが、実際にボトルネックになるのは架線の高張力化ではないかという意見もありまして。10年ぐらい前に新青森まで開通した際に、某2ちゃん0るの鉄道板で、だいぶ「将来の360km/h化」が検証されていてたものです。
運動エネルギーは速度の2乗に比例する(K=1/2mv^2)から、単純計算で260km/hから360km/hに速度を約1.4倍にすると、運動エネルギー増加はほぼ2倍になるので、意外に設備投資が高くなるようにも思えます。
現在の盛岡以北の架線(トロリ線)の想定はMAX300km/h対応程度に抑えられて、その分建設費を抑えたのでJRに安くリースしている(盛岡以北の所有者はJR東日本ではなくて日本鉄道建設公団)らしい。
仮に架線を含む軌道改良となると、リース料がアップされるだろうから、このコロナ禍でとてつもない損失を被ったJR東日本が負担増を覚悟で主導して、早めの改良に着手とは少し驚きです。
遠い未来だと思っていたのに・・・
(走行中の東北新幹線。音量注意)2020-12-19 15.06.22.mp4
と思ったら、10年前の2ちゃ0ねるで「どうせ20年先」とか言っていたら、既にそれから10年経っているので、「工期は約7年間」で2028年実現だから、ほぼ「予定通り」ということか・・・。
う、おかしいな、最近次元が歪んでいるのか?
時間がたつのが早すぎる・・・
<補足>
新幹線が速すぎて、ウラシマ効果発生も不可避。きっと毎月何度も新幹線に乗っているから、こんなことになったに違いない。全部東北新幹線のせいだ。