メンバーズブログ

マクロの眼

プロジェクトエンジニアを僭称(?)中

(FB転載)マイクロブルワリーのナゾ(警視庁24時職質編)

人生で5回目の職質にあったですよ。

・・・

笠間 建さんはさかづきBrewingにいます。
10月11日 · 東京都足立区 ·

【都市の中のマイクロブルワリー】
北千住の話題のマイクロブルワリー「さかづきBrewing」に潜入するなど。
このカサマ、クラフトビールはのべ100種程を飲んだと思われるが、この「十三夜の月」は、暫定3位以内に入るやもしれぬ。

121058103_3570400662999026_4658456886595905758_n.jpg
クラフトビール空白地帯の東京都内で、まさかの超一級ビール発見。
「マイクロ」と言いつつ、醸造期間の違うビールを同時生産して複数作り分けるためか、その設備はコンパクトな建物中に400L級のサーマル発酵タンクと思われるタンクが効率的に複数ところ狭しと並んだかなり本格的なもの。

121053510_3570400939665665_735679910091553121_na.jpg
さらに壁を伝ってすぐにビールが出せる設備もあり、その楽しげな仕掛けも含め、素人目にもかなり洗練されたブルーハウスに見えます。

120998447_3570401046332321_8269481840627572511_n.jpg
それもそのはず、女性オーナーは東北大学・大学院で科学的に醸造を学んだあとにアサヒビールに入り、2016年に独立した才女。二高後輩の Takao Hosokawa 君の学部と院の後輩で、仙台に縁のある方。

121404144_3570401702998922_6007390325669242804_n.jpg
素晴らしいのは、ここは「料理が美味しい」こと。
しかも「リーズナブル」。
これは、あまり美味しいとは言えない「ツマミ」を出して「ビール押し」するマイクロブルワリーが多い中、一流の料理人を採用して最初から「飲食店として成立する」ビジネスモデルになっているということ。
しかも、料理4品頼んで「全部の」クラフトビール(アサヒスーパードライも含む(笑))を頼んだのに、一人5000円ほどの単価。

120997789_3570401996332226_1835430608304973690_n.jpg
もともと地代が高い都区内では、製造設備と厨房と客席が一体となって広い面積を取るマイクロブルワリーは不可能とも思われました。
が、おそらく「北千住」という少し都内でもマニアックな立地が選定されたのは、
・地代が他と比べて相対的に安く
・比較的広い物件があり
・一次商圏に「地元ビール」と言ってリピーターが存在し得る適度な市場規模があり
・しかも都心から離れ過ぎず複数の路線が乗り入れる交通至便
な場所ということでの、最適解なのでしょう。

121042176_3570401482998944_713620183588513409_n.jpg
30代の若い女性オーナーですが、醸造家としての腕はもちろん、起業家としてかなりの実力の持ち主だなと、感動した次第。
これは震災後に東北でどんどん生まれた「ワイナリー」とか「ブルワリー」とかのビジネスモデルに関わる方は、ぜひ見に行ったほうが良いかと。

・・・・

そしてその15時間後・・・

・・・・

職質なうキャプチャ.JPG

展示会帰りのカバンの中に怪しい商品一杯で、6人の警官に囲まれる。

警視庁は私にうらみでもあるのか。

この記事を書いた人

笠間 建

笠間建 (コミューナ・トランスレーション・デザイン有限責任事業組合)

事業連携担当。
プロジェクトエンジニアを僭称(?)中。PEは本来は工場オペレーション用語ですが、調査分析・事業企画・計画・実行など、プロジェクト全般を広義に「エンジニアリング」してきたキャリアパスで、他に良い表現が見つからないので。2008年9月から2010年8月まで、社会人学生として東京で貧乏大学院生生活を送っていましたが、2010年9月に無事修了して仙台に戻ってきました。
趣味は自転車、旅行、写真。

他のメンバーを見る

  • ちょっと知りたい不動産の一口知識
  • 四方山雑記帳
  • hariu Blog
  • めっけもん
  • 仙台・宮城のうまいもの&直売所めぐり
  • コバチャンの深〜い話
  • 小さなギモン調べてみました!
  • 建築と風景
  • ぽらぽら物語り
  • ほっとひといき!
  • マクロの眼
  • ローカル・グローバル
  • トキの目
  • 空飛ぶ「こころ」
  • 黒ひげのモノローグ
  • まるでかく
  • 女将のつぶやき
  • インフォメーションブログ