人生で5回目の職質にあったですよ。
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笠間 建さんはさかづきBrewingにいます。
10月11日 · 東京都足立区 ·
【都市の中のマイクロブルワリー】
北千住の話題のマイクロブルワリー「さかづきBrewing」に潜入するなど。
このカサマ、クラフトビールはのべ100種程を飲んだと思われるが、この「十三夜の月」は、暫定3位以内に入るやもしれぬ。
クラフトビール空白地帯の東京都内で、まさかの超一級ビール発見。
「マイクロ」と言いつつ、醸造期間の違うビールを同時生産して複数作り分けるためか、その設備はコンパクトな建物中に400L級のサーマル発酵タンクと思われるタンクが効率的に複数ところ狭しと並んだかなり本格的なもの。
さらに壁を伝ってすぐにビールが出せる設備もあり、その楽しげな仕掛けも含め、素人目にもかなり洗練されたブルーハウスに見えます。
それもそのはず、女性オーナーは東北大学・大学院で科学的に醸造を学んだあとにアサヒビールに入り、2016年に独立した才女。二高後輩の Takao Hosokawa 君の学部と院の後輩で、仙台に縁のある方。
素晴らしいのは、ここは「料理が美味しい」こと。
しかも「リーズナブル」。
これは、あまり美味しいとは言えない「ツマミ」を出して「ビール押し」するマイクロブルワリーが多い中、一流の料理人を採用して最初から「飲食店として成立する」ビジネスモデルになっているということ。
しかも、料理4品頼んで「全部の」クラフトビール(アサヒスーパードライも含む(笑))を頼んだのに、一人5000円ほどの単価。
もともと地代が高い都区内では、製造設備と厨房と客席が一体となって広い面積を取るマイクロブルワリーは不可能とも思われました。
が、おそらく「北千住」という少し都内でもマニアックな立地が選定されたのは、
・地代が他と比べて相対的に安く
・比較的広い物件があり
・一次商圏に「地元ビール」と言ってリピーターが存在し得る適度な市場規模があり
・しかも都心から離れ過ぎず複数の路線が乗り入れる交通至便
な場所ということでの、最適解なのでしょう。
30代の若い女性オーナーですが、醸造家としての腕はもちろん、起業家としてかなりの実力の持ち主だなと、感動した次第。
これは震災後に東北でどんどん生まれた「ワイナリー」とか「ブルワリー」とかのビジネスモデルに関わる方は、ぜひ見に行ったほうが良いかと。
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そしてその15時間後・・・
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展示会帰りのカバンの中に怪しい商品一杯で、6人の警官に囲まれる。
警視庁は私にうらみでもあるのか。