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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

ピクトグラム

近所にあった、この禁止マーク。
文字無しで、すぐに何を禁止しているのか分かりますか?
ピクト.jpg
私がこれを見かけたとき、遠目だったことも有り、
文字が良く見えず、何か、手を伸ばすのを禁止しているのかと思ってしまいました。

近づけば、こういうことで。
DSC_0613.JPG
あ、なるほど、と。
今は、こういうピクトグラムもあるのだなぁ、と。

少し、調べてみると、フリー素材で色々なピクトグラムが公開されていてました。
赤丸に斜線の、禁止系の物だけでも、
一般的な、「立ち入り禁止」とか「飲食禁止」とか「喫煙禁止」の他、
こんなのも。
ロッククライミング.jpg
「ロッククライミング禁止」
街中では使いどころがないですが、この看板が出ている場所もどこかにはあるのでしょう。
こういう看板を出さなければならない程、
勝手にロッククライミングする人が絶えないことがあった、
そんな場所がどこなのか、少し興味があります。


また、こういうのもありました。ハンガー.jpg
「ハンガー禁止」
って、ハンガーを掛けてはいけない、という意味なのですか?
私は、いままで見たことが無かったものですから、
ハンガーを掛けてはいけない場所なのに、掛けてしまう人に注意を呼びかける、
そういう意味としか思えません。

だとしたら、不動産屋の私としては、
賃貸物件のカーテンレールにこれを付けたい!
カーテンレールをハンガーパイプ代わりにして、果ては洗濯物を大量に掛け、
カーテンレールを曲げてしまったり、壁から取れそうなくらいに、
ガタガタにしてしまう人って、実は結構いるんですよ、これが。

でも、この禁止マーク、私の解釈が違っていました。

これ、洋服に取り付けるマークなのですね。
型崩れを防ぐためにも、ハンガーにかけて収納してはいけない洋服の方に
このマークを取付けて、「この洋服にはハンガーを使ってはいけません」
という意味だったんですね。
ファッションに無知の私は知りませんでした。

もう一つ、こういうも。
飛び降り.jpg
「飛び降り禁止」
どこから?
そんなにいるの? 飛び降りる人。
「飛び降りる人」に「禁止」と言うよりも、
そんな柵も無いような場所に対して、
「注意」と「危険」とか「大股歩きは危ない」とか
そういう看板の方が、有意義な気が少しするのですが。


ピクトグラムと言えば、
このような絵文字表記が国際的に広まったきっかけを作ったのが、
1964年の東京オリンピックだったんだそうです。

何せ、アルファベットを使わない国での初めてのオリンピック開催で、
当時の日本人は、日本語以外でのコミュニケーションが苦手の人の方が多く、
新しい施設の説明に、日本人へも、海外からの来訪者にも理解できる表記が求められ、
施設や設備、競技場を表したりするピクトグラムが生まれたんだそうで。

当時アートディレクターの方は、「家紋」からその着想を得たそうですよ。

その後、オリンピックの度に、
少しづつデザインの違うピクトグラムが
毎回生まれています。

今年の東京オリンピックに使われる予定のピクトグラムも
当然とっくに発表されています。
興味がある方は、東京オリンピックのサイトで確認できます。

オリンピック、どうなるのかなぁ・・・。

この記事を書いた人

斉藤 一則

斉藤 一則(株式会社マイザ)

事業企画担当。
遊休地や低利用建物の効率化提案から賃貸管理・リフォームサポートまで、建築・不動産関係が専門。
旅行好き。

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