今週末は組合の研修でいよいよ釜石へ。
例によって、訪問地の事前学習をかねて、情報収集し、
余興のクイズを作成中です。
でも、毎回、興味深い情報なのだけれども、
クイズになりにくいネタだったり、
全体のボリュームや行数の関係でやむなくカットしたもの、
クイズとしての出来がイマイチ、
さすがに難しすぎる? 等々の理由から
結果、発表せずに終わっているネタも結構あります。
今回は、たまたま、ちょうどこのタイミングで
ブログの当番が回ってきたので、
紹介しきれないネタを、この場を借りていくつか、
いつもの4択クイズでご紹介します。
尚、当然、ここに出てるネタは、当日の余興では出ません。
でも、予行練習にはなりますし、
出題の傾向としては、多少のヒントにはなるかも?!
※尚、内容はいずれも、個人的に調べた範囲のものですので、
万一記述に間違いがあった場合にはご容赦願います。
・・・・・・・・・・・回答と解説は、下の方にまとめています。
①釜石市は、「富山県 朝日町」と友好都市を、また、「愛知県 東海市」及び「フランス共和国 ディーニュ・レ・バン市」とは姉妹都市を提携しています。このフランスの「 ディーニュ・レ・バン市」に釜石との交流を示すモノがあるのですが、それは次の内どれでしょうか?
※フランス語の発音がわからないので、全て同等の英語のカタカナ表記で書いています。
い)釜石タワー ・・・鉄製の記念柱
ろ)釜石ガーデン ・・・日本をイメージした庭園
は)釜石ドール ・・・釜石で発掘された土偶のレプリカ
に)釜石フィールド ・・・市営の乗馬場
②釜石の名産品「甲子柿」(かっしかき)は、渋柿を1週間「柿室」(かきむろ)という石造りの室に入れ、煙で燻して渋を抜くという、変わった製法で作られています。トマトのように赤いこの甲子柿、栄養も豊富なのですが、特に抗酸化作用のある「リコピン」が一般的な柿よりも多く含まれています。さて、その量は、一般の柿のおよそ何倍でしょうか?
い)18倍
ろ)23倍
は)39倍
に)44倍
③釜石⇔花巻駅間のJR釜石線で、2014年(平成26年)から運行されている蒸気機関車「SL銀河」。毎年GW頃の春先から秋まで週末限定で運行され、人気があります。さて、このSL銀河の先頭車両となっている蒸気機関車の番号(先頭についているナンバープレート)は、次の内どれでしょうか?
い)C57 180
ろ)D51 498
は)C11 325
に)C58 239
④「●●●とこの交差点」で、地元民同士なら道案内ができるほど老舗のたこ焼きのお店が釜石にあります。震災後は仮設店舗に移っていましたが、今は大渡町の元の場所で営業しているこのお店の店名は次のうちどれでしょう?
い)大正軒
ろ)渡小屋
は)昇華堂
に)たこ楼
・・・・・・・・・・・
どうでしょう、やっぱり難しすぎでしょうか?
正直なところ、私がクイズの問題を作るときに大事にしているのは、
その土地の情報のうち、何かひとつでも、個々人の興味がある部分で、
記憶に残ってくれれば、という思いです。
なので、問題文の中身に情報をできるだけ入れて、
答えに関係なく、問題文だけでも何かを知ってもらう事、
問題のバリエーションを広げ、できるだけ広い分野で、
その土地の事を知ってもらう事、を考えてはいます。
研修の余興なので、それなりに楽しめるネタもいれますけどね。
などと言いながら、
結局は、私自身がニッチでマニアックな情報が好きなだけ、
というところが本音ですが。
今週末の研修も、色々と学ぶところが多いと思いますので、
とても楽しみです。
と、いうところで、「解答編」です。
①釜石の姉妹都市、フランスの「 ディーニュ・レ・バン市」にあるのは?
ろ)釜石ガーデン
・確認できた画像を見る限り、日本をイメージした庭園ということで、いわゆる「日本庭園」ではなさそうです。
・平成4年(1992年)に釜石市で「三陸・海の博覧会」を開催した際、「アンモナイトの壁」剥離標本がディーニュ市を始めとするフランス技術団の協力により完成・展示され、博覧会終了後も記念として釜石市の「鉄の歴史館」に「アンモナイトの壁剥離標本」を永久保存することになったことがきっかけで、交流することのなったそうです。
・ちなみに、友好都市の「富山県 朝日町」とは、釜石地方の漁場開拓のため、明治から昭和にかけ朝日町出身者が釜石市に移り住み、「越中衆」と呼ばれ、水産業を中心に市内各層で幅広く活躍したことから、「愛知県 東海市」とは、昭和39年から45年にかけて、釜石製鐵所から東海製鐵所へ延べ1400人以上の従業員(及びその家族)が転勤・移住したことから、提携したそうです。
②甲子柿に含まれるリコピンの量は一般的な柿の何倍?
は)39倍
・私が見た資料では、一般的な柿では「0.05mg」、甲子柿では「1.97mg」となっていました。
・甲子柿は、種がなく、ゼリーのようにトロっとしていて、独特の触感も特徴との事。
・10月後半からの秋がシーズンですが、完成品は1週間程度しか消費期限がないためあまり流通しないのですが、最近では、ジェラートや冷凍保存したもの等、関連商品もいろいろあるようです。
③SL銀河で走っている蒸気機関車の番号は?
に)C58 239
・盛岡市にある「岩手県営運動公園」内の交通公園に展示保存されていたものを復活させたそうです。
・「SL銀河」は、もちろん「銀河鉄道」をモチーフとした列車で、客車にも様々な工夫があるそうです。
・花巻⇔釜石間を約4時間半かけて、1日1本片道のみ運行。
・途中の遠野駅では、灰を捨てるのと、水を補給するため1時間以上停車するそうです。
・料金は、JRの乗車料金+指定席料金で焼く2,500円ほどだが、発売と同時に予約で埋まることがほとんどらしい。
・ちなみに「C57 180」は「SLばんえつ物語」で、「D51 498」は「SLぐんま みなかみ」他で、「C11 325」は「SL会津只見号」他で、走っている車両です。
④老舗のたこやき屋の名前は?
い)大正軒
・フワとろ系で美味しいたこ焼きは、15個入りで550円という情報を見ましたが、増税で値上げしたかも。
・大正軒は「たい焼き」も人気。しっぽまでアンコたっぷりだそうで。ほかに「焼きそば」や夏には「かき氷」も。
・ちなみに、「堂」がつかない「昇華」というラーメン店は、釜石市内にありますが、他は創作した名前です。