もう、20年くらい前に閉店し、1階部分のみがしばらく使われ、
その営業も終了したまま放置されていた
「キャバレー ジャンボミカド」
ついに、建物が解体されて、今日現在では、もう影も形もありません。
今から25年くらい前、まだ営業中だった「ジャンボミカド」には、
当時の顧客と2回訪問した記憶があります。
その時の記憶をつらつらと・・・・
(多少、記憶がアヤフヤなのはご了承のほどを)
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道路からまっすぐに2階に上がる階段を登って店内へ。
登り切った左側にエントランスがあった。
エントランスを入ると、広々したホール全体が見渡せて、
入って右手奥にステージがあり、そのステージでは生バンド
が演奏している。
ステージ前にはダンスフロア。
結構な盛況ではあるものの、お客さんもホステスさんもかなり高齢で、
農作業帰りの服装に長靴を履いたままのおじさんが、
どう見ても60は超えているホステスさんとチークを踊る。
1日に3回あるビンゴ大会では、ビンゴカードを1枚100円で買い、
5巡目まででビンゴしたら、海外旅行!
6巡目なら自転車が当たる。
でも、そんなビンゴは出るわけもなく、せいぜい15巡目くらいで
最初のビンゴ!
景品は、「洗剤」「アルミホイル」「サランラップ」等々
ものすごく生活感のあるものばかり。
私自身も「牛乳石鹸」が当たったようなかすかな記憶が。
1階の裏口前には、「ホステス募集」の看板があって、
その募集年齢が、なんと、18歳から45歳まで。
そして、そこから勤続30年になるようなホステスさんも在籍しているカンジ。
当時の私からすると、自分のおばぁちゃんくらいにしか見えない方々が、
なんだかドレスっぽい服を着て、農家のおじさんと踊ってましたから。
一応、若いホステスさんもいましたけどね。
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ネットで検索した範囲では、当時の店内の写真等は見つけられませんでしたが、
もしあれば、見てみたいです。
昔の長町の画像、と言う意味では、
弊社の事務所が入っているマンションの販売当時のパンフレットに
昭和61年頃と思われる、長町の航空写真がありました。
「宮城交通ターミナル」の表示のある左側が「ジャンボミカド」
「宮城交通ターミナル」自体は、今の「たいはっくる」です。
「あすと長町」となったエリアには、操車場が広がっています。
私自身は別にここが地元ではないですが、
なんとなくノスタルジーを感じるトシになったんだなぁ、
と、今日この頃。