最新情報です!
今年(2016年)の6月4日(土)・5日(日)に
「全国餃子まつり in 仙台」
が、東西線「国際センター前」駅北側駐車場広場で開催されるそうです。
もちろん「全国餃子サミット公認」のイベントです。
これまで全国各地で行われてきた「餃子サミット」がついに仙台上陸と言う話。
今年のサミットは宇都宮で行われるそうですが、とにかく仙台でやってくれるのはありがたい。
もちろん「仙台あおば餃子」をはじめ、全国の有名餃子が10種類位はあつまるそうです。
皆さん、是非予定に入れておいた方が良いですよ。
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で、そんな話を聞いたので、今回は「餃子」の話を少し。
前記の通り、餃子だけで祭りが出来て、10万人とか集まるくらいですから、
世の中には、餃子好きがたくさんいるのは間違いないわけで、
餃子にまつわる話も、色々なところでたくさん出てきます。
そんな中、私の興味は例によって、ちょっと曲がっているので、
「そもそも餃子の『餃』って、どういう意味なの?」
ってとこが気になり調べましたら、割と意外な情報が。
そもそも餃子の『餃』って、「餃子」以外には使わないですよね。
だから、その読み方も「ギョウ」だけかと思っていたら、
「コウ」とも「キョウ」とも読むとのこと。
でも、その読み方で表記する場面など、ないと思うんですけどね。
さらに驚いたのは、「訓読み」が存在し、それが「あめ」だということ。
「雨」ではなくて「飴」の「あめ」です。
つまり、なめる飴を「餃」と書いても間違いではないらしいのです。
漢字の成り立ちとしては、「餃」は「食」偏に「交」で、
色々な食べ物を混ぜ合わせたものの意味の文字との事。
で、混ぜ合わせるので、結果「ねばねばした食べ物」の意味を持ち、
つまり「あめ(飴)」の意味にもなったという事らしいです。
一方の「飴」は「食」偏に「台」で、
「台」には、「大地に鍬(すき)を入れて柔らかくする」という意味があるらしく、
「やわらかい食べ物」=「飴」という事らしいです。
「餃」が「飴」とは、此れ如何に!
しかし、これが成り立ちだとすれば、「餃子」の中身は、
「ねばねば」してこそ、という事になるので、
固形物を餃子の皮で包んでも「餃子」ではないのではないか、と。
まぁ、そもそも古くは「餃子」「饅頭」「包子」は境界があいまいで、
しかも「餃子」は日本で独自進化を遂げてしまいましたから、
いまさら特別に定義を前提にして認定すべきとは思いませんが。
ちなみに、日本で「ねばねば」の代表格と言えば「納豆」(個人的な見解ですが)
ですから「納豆餃子」は非常に字義的に由緒正しい食べ物ではないかと思いましたら、
yahoo検索で「納豆餃子のレシピ」で1,490,000件も出るほどにポピュラー。
その上、さらに「飴」の要素も混ざれば、字義的にはパーフェクト!
でも、ちょっと食べたくはないかな、と思いつつ
「納豆餃子飴」で調べたら、なんとナント121,000件もヒット!
しかし、実在するのではなく、「スマイルプリキュア」という美少女アニメに登場する
架空のお菓子(飴)なんだそうです。
もし、これを考えた人が「餃」=「飴」を知っていたとしたら、
素晴らしい知識人ですね?!。
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なんだか「餃子」自体とは関係ない話になってしまいましたが、
とにかく『餃』には、「包む」意味も、調理法的な意味も、
食材を限定するような意味も、ない事がはっきりしました。
ということは、「餃子」は色々な食べ物と交わって良い、
かなり自由度の高い、それもかなり制限のない、食べ物なのかもしれませんね。
・・・・いや、字義的に、ということではありますが。
画像は、壱弐参横丁にある「一番五郎」さんの
仙台雪菜を練り込んだ皮を使った「仙台あおば餃子」。
ここも「全国餃子まつりin仙台」に参加するそうですよ。