それは昨日、ワールドカップの日本惜敗を観戦し、
やっと寝付いたのが午前3時ごろ。
それから2時間半が経過した午前5時半に、
枕元においてあった携帯電話が鳴った。
「こんな時間に・・・間違い電話か?」と思いつつ電話を開くと、
弊社事務所の上階にお住いの御世話になっているオーナー様からの電話。
電話に出ると、
「事務所の前にタクシーが突っ込んで大変なことになってる!」
とのあまりに衝撃的な連絡。
「何っ!?」
不幸中の幸いで、事務所に突っ込むことなく、その手前で車は止まったものの
激突して外れたガードレールが飛んであたり、
事務所のドアガラスは割れ、朝からガラスの片付けやら修理手配やらで大わらわ。
昼過ぎに応急処置の透明ガラスがドアに入ったものの、
道路からあまりに素通しで、落ち着かない状態で仕事をしています。
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そんなわけで、
ブログ記事のネタを考えるどころではない事態だったので、
今回は小ネタのみで。
(正直に言います。ネタが浮かばなかった理由を事故のせいにしています。)
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最近、管理させていただいている物件で、
浴室の「鏡」が白濁してしまい、交換する事例がいくつか続きました。
本当ならここで、鏡劣化の原因を検証し、
家庭でできる、浴室鏡のメンテナンス方法でも解説すべきなのでしょうが、
例によって、私が気になったのは、
「鏡」って何故「かがみ」って言うのか?
の方でした。
どうやら語源的には、
自分自身の写しを見るという意味での「影見(かげみ)」からきているようです。
また一説には、
「カカメ」(”カカ”は蛇の古語。蛇の目の意)からという話もでていました。
話はそれますが、この”カカ”が蛇の意味だと言うのは、
「やまかがし」と呼ばれる蛇の名前に名残が見られます。
ちなみに、母親のことを「かかぁ」と呼ぶのもこの「蛇」の意味からきているとか?
さらにちなみに、「案山子」の方の「かかし」は、
古く獣の肉を焼いて串に刺し、畑に立てて、
このニオイを「嗅がし」て獣害を防いだことに由来するというのが最も有力な説です。
だいぶ話がそれましたが、
「硝子」は漢字で書いても語源は英語の「Glass」ですので、
「鏡」も似たような経緯があるのかと思ったのですが、純然たる日本語でした。
日本の鏡は、その昔金属製でしたので、金偏の「鏡」という文字になっていますが、
欧米では、14世紀にベネチアのガラス職人が、ガラスに金属を付着させた鏡を開発し、
19世紀からは、より改良された量産型も出回ったために、
英語の「Glass」には、ガラスやレンズの意味のほかに鏡の意味もあるそうです。
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事故の為に仮復旧された弊社のガラスドアですが、
あまりに透明な為に、誰かぶつかるのではないかと心配しており、
何か張っておこうかと考えているのですが、
いっそのこと、シルバーの裏張りでもして「鏡」にしておくと言うのも、ありかな、と、
無理矢理、話をまとめたところで、今回はご勘弁を。
※物件広告用に室内写真を撮影することがあるのですが、狭い空間で鏡のあるものを撮影するのは、素人には相当難しいです。
実際、鏡の撮影ってどうやってるんでしょうねぇ・・・?
※それから、事故の写真はちょっと衝撃的なので一応遠慮しました。ご了承下さい。