先日ラジオで、「女性の多くが、化粧品を使い切るまで使用しているが、化粧品にも好ましい消費期限がある」という話をしていました。
社内の女性社員にも聞いてみましたが、「化粧品自体には使用期限みたいな表示は無い」とのことで、であればずっと使う人がいても仕方ないな、と思いました。
そこで思ったのですが、住宅関連機器の消費期限=耐用年数も表示がないけれど、実際にはどうなっているのか、結構わからないではないか、と。
なので、調べてみました。
住宅関連機器の場合は、そのものがおかれている環境や使い方、使用材質や技術レベル、メンテナンス状態、さらには何を持って限界とするかの基準が違う等、一概に言えるものではないため、どうしても幅が出てしまいますし、究極的には各個体ごとに大きな差が生じてしまうことは否めません。
そのことを前提に、わかる範囲の資料等から拾ってみた一般的な耐用年数をまとめたのが以下の表です。
考えてみれば永久に使えるものなど無いことは当たり前のことですが、トイレやユニットバスなどは、どうも「寿命」があるような感覚が私にもあまりありませんでした。
水まわりに関しては、製品よりも先に排水管等の方に寿命がきてしまうというのも、注目すべき点ですね。
実際、私の会社で管理させていただいている物件でも、だいたい表の右側の年数を過ぎたあたりから、ダメになっていく例が多いような気はします。
また、電気製品や機械モノは「あたり」「はずれ」が大きく、すぐに壊れてしまうものもあれば、長年故障ひとつないものもあるようです。
最近は、ECOの観点から省エネのもの、廃棄の際にCo2をあまり出さないものへの買い替えを勧める風潮になっていますが、今あるものを大事に使うことも一方ではやはり大切ですよね。
ちなみに、税法上では減価償却のために耐用年数一覧表が設定されています。
実際の耐用年数とは違いますが、こちらも各機器の寿命を考える際には、目安にはなると思います。
もひとつちなみに、当初に書いた化粧品の消費期限ですが、モノによっても違いますが、適正保存状態未開封で3年程度。開封後はせいぜい1年くらいらしいですよ。まぁ、使ったことの無い私にはよく分かりませんが。
※この写真のユニットバスは壊れていません。築14年経過したマンションのユニットバスですが、まだまだ余裕で現役です。