お客様が「行ける」ところを探すのではなくて、
お客様が「行きたい」ところを開拓していく。
無事、サミット終了後の伊勢志摩は、日本のバリヤフリーツアー
発祥の地でもあります。
今から15年前、鳥羽の元ボーリング場にセンターを開設して以来、
当初4年間の県補助以外は自走しているNPOがあります。
経営体が非営利でも、しっかり事業として成立させるモデルは、
これから増えるであろう元気なれど足腰不安のマインドアクティブな
マーケットに嬉しい受け皿。
観光地≒むしろ地方で起業できるソーシャルビジネスとして、現在、
北海道から沖縄まで20エリアにバリアフリーツアーセンターを誕生
させています。
例えば玄関に少し段差のある老舗旅館。これを無段差にするの
ではなく、「少し段差がございますが、風情ある旅館ですよ」という
ご案内。「家族で車椅いすを持ち上げるからOK!」という選択は
利用者自身がするのです。
パーソナルバリヤフリー基準は、単に施設のバリア度をチェック
するのではなく、利用者が判断できる目安を客観的に伝えること。
ハード条件はあくまで手段で、選択提案による集客増というソフト
効果が目的です。
自称いたずラッコの笑み満面でゲン氏。
水族館プロデューサーも、丘でイイ仕事するでしょ。
ハードで・人手で・心理でバリヤがフリーになる多様なユニバー
サルの在り方。"古きを佳きに"する、インバウントの新しい視点が
地域活性のヒントになります。
※御年93歳!伊勢は日の出旅館の大女将がお出迎え。素敵です。
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
伊勢志摩バリヤフリー
この記事を書いた人
大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)
マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。
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