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四方山雑記帳

東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし

塩竈のバタンキョ

今宵はおむすび隊の面々と、塩竈をテクテク。
本塩釜駅から観光案内所に寄って、お隣り「まちの駅」でイカ揚げを買い、
道を渡って太田與八郎商店さんで刺身醤油を買う。

ケン君、早くも味噌ジェラートを立ち食いながら信号待ち。その間丹六園
さんで古き良き街並みの謂われを拝読。

再び渡ってリンゴカフェさんで1個30円也、まるで駄菓子感覚でバラ売り
OKの焼菓子を頂戴し、きっちんブンヤさんでナポリタンを2パック、本町
へ入って阿部平かまぼこさんで笹かま10枚。
お約束の「お味見」にオマケ1枚のところ、本日は特別2枚の嬉しさ。

松野鮮魚店さんで焼き立て銀鱈と、やっぱり塩竈の鮪と、節の赤烏賊を
買って、いざ熊久商店さんへ。以上の食材を広げ、銘々好みの酒を手に
店奥で角打ちです。

阿部勘さんと佐浦さんを呑み重ね、ほろ酔い加減で、さてハシゴはりゃん
亭さん。まるで別腹のオードブルセットは、人参ムースがぜ雲丹のせ、鱸
のカルパッチョ、和牛のグリエの3品で実に1200円!

一皿の金額ではございません。3皿でこのお値段。
熱い夜に、冷えたアルザス・ピノブランで左党のミヒさんも上機嫌です。

とてもいい匂いしますね。

まさに、ピノのアロマですね。

いえ、このプラムみたいなフルーツ。

見れば、脇の籠にミラベル的な果実が、何とも佳き芳香を発しています。
マダムいわくバタンキョ。

バタンキョ?

デザートにバタンキョのタルトござます。

よし、ひとくち。頬ばると、得も言われない香りと爽潤な酸味がふんわり。

余りの美味しさに、あっという間に食べちゃったバタンキョの正体はトガリ
スモモ。漢字にすれば巴旦杏。
シェフに聞けば、知人が泉ヶ岳で1本だけ栽培しているとのこと。

ハダンキョウがハタンキョウに、それが熊本ではパタンキョになって、塩竈
ではバタンキョに。天草ご出身のマダム説でディナーの後は謎も解け、残
りのタルトを全部おみやげに包んで、ぽん太さんへまさかの〆ラーメン突
入するのでした。

※画像と本文は関係ありません。
DSCF0142.JPG

この記事を書いた人

大志田 典明

大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)

マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。

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