新幹線で30分、佐賀のお父さんとコーヒーご一緒した翌日は、東鳴子
の山荘で大崎産品6次化の合宿。
アイコさんの仕切りのおかげで、しそ巻き・味噌・奈良漬・惣菜・高原
野菜の六農家、初のマルシェジャポンせんだいは結果も上々でした。
三本木のお母さんに、とにもかくにも感謝の打ち上げ後、宿に戻れば
浴衣姿で上機嫌のお父さんがお出迎え。
あれ!ホントに来たんですね。
昼は湯守・夜は子守の五代目館主いわく、昨日は仙台に泊まり、今日
に合わせてさざわざ来たのだそう。
固い握手再び、ささ御一献。
若松さん。
聞けば、4月に最愛の奥様が他界。伊万里の老舗化粧品店を御子息
に譲り、心の区切りにと導かれて平泉・松島を巡る旅と伺って、合掌。
昔の話です、と謙遜しながら
化粧品に限らず専門店の商売は厳しい。大型店が来て売上激減した
のも今では想い出。そのとき奥様は、朝早く店回りを掃除して、通る人
に毎日挨拶し続けました。
10回おはよう交わせば、もう知り合い。
立ち話をすれば、顔も名前もわかる仲。
そうして、若松さんチには、就職控えたお嬢さんや年齢肌のミセスが
寄り始め、得意様が増え始めたのです。
何もナイなら、安い方がイイに決まっている。
何かアルなら、有る方がいいヒトもいる。
その「何」が付加価値。
化粧品を売るのではなく、キレイになりたい・若々しくありたいという心
に応える。商品×価格ではなく、商品×提案こそ専門店の味ですね。
※画像は本文と関係ありません。
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
佐賀の、がばい母ちゃん
この記事を書いた人
大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)
マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。
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