土用の丑の日とはウナギを食する日とはよくいったもので、本来ウナギの旬は冬とのこと。
弊社では年の仕事初めの日は、お昼前に愛宕神社に参拝し、近くにある向山のうなぎ屋「ての字」でウナギを食するのが儀式となっていたが、震災前年に急にお店が閉店となり、それ以来旨いウナギを食することはなかった。
「ての字」のウナギは味・ボリューム・値段とも申し分なく、付け合わせの自家製お新香の味もまた格別であった。
仙台でその他の店のウナギも食したが、「ての字」に勝るうなぎ屋はなく、それ以来とんとご無沙汰をしていた。人づてに美味しいうなぎ屋の情報を聞いては訪ねてみたが、なかなか納得のいくうなぎ屋に出会えなかった。
その中で登米にある「東海亭」といううなぎ屋は美味しいよと言われ、訪ねるチャンスを伺っていたが、やっと先週の金曜日に気仙沼に行く用事があり、思い出して「東海亭へ行こう」と調べてみたら行程の途中にあり午後一番で会社を出た。すかさず社員から「東海亭は14:00までですよ」との返事。車の中から電話をして「14:20分ころ着くとおもうのですが、いいですか」「はい、では注文を伺います」「何があるのですか」「うな丼にうな重があります」「では、うな重でおねがいします」と・・・。
高速道路を一路「東海亭」へ。場所はすぐに見つかり着いたのが14:22分。古民家を移設した建物は風情があり、老舗の雰囲気が漂う。すぐにうな重は出てきたが、メニューをみたら、うな重、二段重ね、三段重ねうな重があり、「あー2段重ねにすればよかった」と後悔。
うな重は3,000円で少し身の薄いうな重ではあったが、味は美味しく、今度はゆっくりと食べにこようと一応は納得した。