先日、仙台市科学館で行われた「たのしい実験!!親子理科授業体験」に参加しました。
宮城県と仙台市教育委員会、当社(ハリウコミュニケーションズ)が主催する小学校で勉強する理科を社会人講師から学ぶイベントです。
私は子供がまだいないので親子参加ができませんでしたが、東北大学のサイエンス・エンジェルが行った「手作りカイロをつくろう」のお手伝いをしました。
サイエンス・エンジェルは東北大学の自然科学系の女子大学院生です。
次世代の研究者を目指す小中高校生に、科学の魅力や研究の面白さをイベントやセミナーで伝えています。
手作りカイロの実験は、酸化による「発熱反応」です。「酸化」は中学校で習うそうですが、「物の燃え方」という授業で酸素に物を燃やす力があることを小学校5年生の理科で学ぶそうです。
実験内容は次のような感じです。
●市販のカイロの温度を測ってみよう!
カイロの中身をビーカーに移して2分ごとの温度を測ります。
●「カイロ」を作ってみよう!
用意するものは、「活性炭」「鉄粉」「塩」です。
お茶パックに「活性炭」と「鉄粉」を混ぜ、「塩水」加えて(湿らす程度)振ってみます。
するとだんだん温かくなってきます。
市販のものは50度を超える温度までいきましたが、手作りは30~40度が多かったようです。
「発熱反応」を体験した後、もうひとつ「吸熱反応」の実験もあって、「重層」と「クエン酸」に「水」を加えると、シュワシュワ泡を立てながら(二酸化炭素を出しながら)冷たくなっていきます。
こちらはかなり冷たくなって子供たちも大人も大はしゃぎでした。
今回のイベントはこの授業のほかに、「花火の色の秘密」(仙台市ガス局)、「やってみよう発電実験!」(東北電力)、「のぞいてみよう二枚貝の脅威の力」(松島水族館)、「熱で発色!マジックペーパー」(リコーテクノシステムズ)の5つの授業があり、小学生と保護者約80組が参加しています。
どの授業も大盛況でしたが、個人的に気になったのが、お母さんと来ている子供が多く、お父さんの参加者が以外に少なかったことです。
科学や数学にお母さんや子供達が興味を持つことはとても良いことだと思いますが、もう少しお父さんも一緒に実験をしているところを見たかったかなと感じました。