フランス革命の勃発の地、バスティーユ広場に隣接した「オペラ・バスティーユ」でオペラ鑑賞をしてきました。この建物はフランス革命200周年記念となった1989年に完成した近代的なデザインの建造物で、その真向かいの広場中央には7月革命の記念柱がそびえ立っています。1830年の自由を勝ち取るための革命"7月革命"の犠牲者のために作られた塔。先端には「自由の女神」が黄金色で輝いていました。
会場となりオペラ・バスティーユの中に。ワクワクして2Fのロビーに入っていくとそこには大きなバーカウンターが。広場を眺めながらシャンパンで乾杯。なんて贅沢な時間なのでしょう。今日の演目はLa Traviata。日本では椿姫というタイトルで上演されています。ふと周りを見るとロビーの各所から「ポーガーッ!ポーガーッ!」と大きな声が聞こえてくるではないですか。女性が大きな声でプログラムを売っているのです。あれ、これはなんだろう?その女性の後ろには青い首のない像が飾ってありました。この像は「サモトラケのニケ」。ギリシャ神話に登場する勝利を告げる女神「ニケ像」です。いわゆる"勝利の女神"。バスティーユ牢獄があったのがこの地。この牢獄襲撃事件がフランス革命の発端となっていることから勝利の女神がここにある意味が灌漑深いです。
La Ttaviataの物語の舞台はパリ。そのオペラをパリで鑑賞。なんと夢のような時だったのでしょう。いつかまたパリへ・・・