今次コロナ禍で壊滅的なダメージを受ける中心市街地の飲食店ですが、郊外の飲食店、いわゆる「街の食堂」は意外に健闘していて、むしろコロナ禍で売り上げが向上しているところも。もちろん、今後「会社がつぶれた」「解雇になった」などの深刻な状態が増えればどうなるかはわかりませんが、広範囲なところから顧客を集めるた三次商圏に頼ったビジネスモデルが苦戦する中、この1年は元々地元に定着していて強固な「常連」に支えられていた「一次商圏で完結している郊外飲食店」が相対的にダメージが小さく、しかも新たな顧客を開拓した模様。
ただ郊外の飲食店継続の本命は実は事業承継であることが多く。
その中で、元は飲食店だった場所を再度最低限の設備投資と、自分が食べていける程度の収益性、かつワンオペ前提で規模感を押さえたビジネスモデルで、たまたま4年前にパークタウンで学生が飲食店を再開業し、卒業後も継続して常連がついている様子を見て、今考えると必然であったのかなと思うことろであり。
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笠間 建さんは陽季亭にいます。
11月29日 · 仙台市 ·
【半世紀のニュータウンで4周年】
仕事帰りにパークタウンの陽季亭にて夕飯食べるなど。
納豆チャーハンは神。
奥の和室からは、4家族ほどのカサマより少し若い世代のファミリーが子供引き連れ、にぎやかな様子。
店主に奥さん「みうちゃん、ごちそうさまー」と言うような親しい雰囲気で、子供の幼稚園保育所が同じ仲良しパパママ友人家族の、お得意様の模様。
子供いっぱいでナウンターも屋外も大騒ぎ。
何度か「騒がしくてスミマセン」と謝られましたが、お盆正月はその数倍の人数の子どもたちの集団に入ることもあり、我ながら全く意に介さない感じ。
間もなく開拓より半世紀経つパークタウン最古の住宅地も、子育て世代の主役は今や私よりも下の世代となった。その黎明期・全盛期を知るものとしては、なかなか感慨深い。
私は遂にバトンを渡しそこねたかも知れないが、20代30代のパパママ世代を見ると、「早く若い世代の人類にこの星を委ねばならぬ...」などと謎の地球外生命体目線で、郊外の満点の夜空の下を走りながら思うなど、いとおかし。