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仙台・宮城のうまいもの&直売所めぐり

人と地域を結ぶ連携担当。まちなか情報特派員とともに、地域資源調査やモニター調査・モニターツアー・広報活動を担当しています。

並ぶ日本人、それは東北人のこと

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今回の震災で、「日本人はこの災害の中でも列をつくて物資を受け取ったり、店舗の開店を待ったりして、すばらしい国民性だ」と報じる海外からのニュースがありました。

 
「んなこたーない」←そんなことはない、とイッテイル
 
日本人だからではなく、東北の人だからではないだろうか・・・。
 
過去に遡ると、かつて都があった京都や奈良からすると、東北は未開の地「蝦夷」でした。戦国の時代にも、東北の武将が天下をとったこともないし、どちらかというと流人がやってくる場所があったり、隠れキリシタンがひっそりと住んでいたり・・・。
 
東北の産業は、第1次産業が中心でしたが、農業や漁業という自然相手の仕事であり、天気の回復を「待つ」こともあり、半年や1年の長期の単位で作物の生育を「待つ」こともあります。
 
そんな環境にずっと身をおいてきた東北の人たちは、「待つ」ことや「相手に合わせる」ことが日常の行為のひとつになっていて、「並んで待つ」ことができる人たちなのだと思います。
 
仙台駅の新幹線のホーム、列車を待つ人の列の途中に、二人のサラリーマンが立ち止まりました。列に並んでいる1人が彼らの仲間なのか、立ち話をはじめました。「今週末も家を空けるんだけど、家内に言ってなくてさー」「土曜日はまた飲み会でさー」そんな話をしているうちに、新幹線が入線。が、二人は列の最後尾に並ぶこともせず、立ち話をしながらドア付近に移動。結局、列の横入りした形で乗車。
 
はやて号ですからね、席はありますよ。だから、いちいち「おじさん!なんで並ばないのよっ!」とも言いませんが、快くはありません。このおじさんたち、どうやら東北の人ではありません。まだ昼の2時ですが、乗車後、さっそく缶ビールをご購入。
 
本当にいろいろな人がいるものです。
 
 
今日は、これから東京へ。新幹線の中でお昼ごはんです。
 
仙台市青葉区本町のパンやさん「カスクルート」さんの「プチメンチ」と「アンバター」。今日は品切れでしたが、コロッケがはさんであるハースブレッドがお気に入りです。
 
店名:カスクルート
住所:仙台市青葉区本町1-14-30

この記事を書いた人

稲葉 雅子

稲葉 雅子(株式会社ゆいネット)

人と地域を結ぶ連携担当。まちなか情報特派員とともに、地域資源調査やモニター調査・モニターツアー・広報活動を担当しています。

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