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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

2019年11月のアーカイブ

釜石研修無事終了。

なかなか、機会がないと訪問できない場所でしたので、
色々と勉強になりました。

「せっかく来たのだし、次にいつ機会があるかわからない!」と、
一人で釜石大観音を訪問してきましたので、
行けなかった方々に、その道中含めてご報告。

-----------

釜石駅前から、車で10分弱。
ナビに従って、近くの無料駐車場へ到着すると、
大観音の後ろ姿が見えました。IMG_9314.JPG
ここから歩いて登っていくようです。
もう少し、観音様に近い場所にも駐車場があるようでしたが、
そちらは、有料とのことなので、覚悟を決めて歩くことに。

案内に従って、歩くと、山門前の階段に出ました。
IMG_9318.JPG
ここで、後ろを振り返ると・・・・
IMG_9317.JPG
どうやら、メインの参道の仲見世通りのようですが、
全てのシャッターが下りており、そもそも、繁忙期だけでも営業しているのかどうか。

見るものもないので、とにかく山門をくぐり参道を登っていきます。
IMG_9320.JPG
すると、入場ゲートが。
IMG_9321.JPG
ここで、入山拝観料500円(大人・個人)を払って、進みます。
IMG_9323.JPG
まだ、続く参道。突き当りに、何か見えます。
IMG_9324.JPG
おお、ここからは、エスカレーターで一気に登れるのか!
でも「エスカレーターご利用後 境内まで約3分」というのが、ちょっと不安。
とにもかくにも、江ノ島の「エスカー」のように別料金を取られるわけではないので、
エスカレーターへ。
IMG_9328.JPG
結構、長い。
このエスカレーターを登りきると、
駐車場から見えていた後ろ姿が、大きくなって再登場。
横を見ると、釜石の駅前や街中では、あまり感じられなかった、
港町っぽい海も見えます。
IMG_9329.JPG
IMG_9330.JPG
結局、一気に観音様の足元に到達するわけではないのか、と思いつつ、
もう一息、と登っていくと、やっと岬の頂上に到達!
目の前には、かなり開けた眺望が。
IMG_9332.JPG
そして、振り返れば・・・・ドーンと、大観音。
IMG_9333.JPG
釜石大観音は、1970年(昭和52年)4月8日に落慶した、
高さ48.5mの鉄筋コンクリート製の観音像です。

海洋の安全、海難者・戦争犠牲者の供養、そして世界平和を祈念して
建立されたそうです。

上の写真では見切れてますが、観音様の足元には、
お土産物屋と食堂が入っていました。
お土産物屋の名前は「KANNONSHOP FUDARAKU」。
他に誰もいなかったので、一人で入る勇気が出ませんでした。
IMG_9342.JPG
IMG_9340.JPG
さぁ、いよいよ、観音様の胎内に。
kannnonn.jpg
入ると、正面には黄金の観音様が。

・・・ですが、ここから先は、写真撮影は了解してもらえましたが、
Webでの公開は不可とのことでしたので、UPは差し控えます。
見たい人は、私にご連絡を。
もしくは、ぜひ、自力でご訪問ください。

内部は、1階に事務室等があり、
2階には、拝殿、寺院寮、万体仏が、
3階には、ぐるりと三十三観音が並んでいます。

これより上は、らせん階段が続き、
観音様の腕の上にあたる展望台までは、
1階からで、およそ200段。

月曜日の朝一番での訪問になりましたので、
当然のことながら、ほとんど人はいませんでしたが、
唯一、階段の途中で一組のご夫婦と遭遇。
「まだ、結構ありますか?」と尋ねると、
「あります!」ときっぱり教えていただき、
ヒーヒー言いながら、登ってきました。

展望台からは、このような景色が。
IMG_9367.JPG
あの、ギネスブックに掲載された防波堤も見えます。
IMG_9369.JPG
岬に囲まれた釜石が、良港であるのもわかる眺望です。

登ったら当然降りなくてはいけないので、
足をガクガクいわせながら、下まで降りてきました。

観音様の足元には、日本初の日本製海図である釜石港の図や
IMG_9343.JPG
「恋人の聖地」なる、こんなモニュメントもあります。
seiti.jpg
桂由美だし。
IMG_9346.JPG
時間があれば、もっと色々と探索したところですが、
ひとまずのご紹介は以上です。

なお、この釜石大観音、「魚籃観音」(ぎょらんかんのん)という
お魚を抱いた珍しい観音様なのですが、
そのお魚は「ブリ」なんだそうです。
かつての
三陸では、ブリが多く水揚げされていたのだとか。

最後に、そのブリのアップ画像をUP!
IMG_9338.JPG
ええ、もう、完全にブリですね。

今週末は組合の研修でいよいよ釜石へ。

例によって、訪問地の事前学習をかねて、情報収集し、
余興のクイズを作成中です。

でも、毎回、興味深い情報なのだけれども、
クイズになりにくいネタだったり、
全体のボリュームや行数の関係でやむなくカットしたもの、
クイズとしての出来がイマイチ、
さすがに難しすぎる? 等々の理由から
結果、発表せずに終わっているネタも結構あります。

今回は、たまたま、ちょうどこのタイミングで
ブログの当番が回ってきたので、
紹介しきれないネタを、この場を借りていくつか、
いつもの4択クイズでご紹介します。

尚、当然、ここに出てるネタは、当日の余興では出ません。
でも、予行練習にはなりますし、
出題の傾向としては、多少のヒントにはなるかも?!

※尚、内容はいずれも、個人的に調べた範囲のものですので、
万一記述に間違いがあった場合にはご容赦願います。

・・・・・・・・・・・回答と解説は、下の方にまとめています。

①釜石市は、「富山県 朝日町」と友好都市を、また、「愛知県 東海市」及び「フランス共和国 ディーニュ・レ・バン市」とは姉妹都市を提携しています。このフランスの「 ディーニュ・レ・バン市」に釜石との交流を示すモノがあるのですが、それは次の内どれでしょうか?
※フランス語の発音がわからないので、全て同等の英語のカタカナ表記で書いています。

い)釜石タワー   ・・・鉄製の記念柱
ろ)釜石ガーデン  ・・・日本をイメージした庭園
は)釜石ドール   ・・・釜石で発掘された土偶のレプリカ
に)釜石フィールド ・・・市営の乗馬場

②釜石の名産品「甲子柿」(かっしかき)は、渋柿を1週間「柿室」(かきむろ)という石造りの室に入れ、煙で燻して渋を抜くという、変わった製法で作られています。トマトのように赤いこの甲子柿、栄養も豊富なのですが、特に抗酸化作用のある「リコピン」が一般的な柿よりも多く含まれています。さて、その量は、一般の柿のおよそ何倍でしょうか?

い)18倍
ろ)23倍
は)39倍
に)44倍

③釜石⇔花巻駅間のJR釜石線で、2014年(平成26年)から運行されている蒸気機関車「SL銀河」。毎年GW頃の春先から秋まで週末限定で運行され、人気があります。さて、このSL銀河の先頭車両となっている蒸気機関車の番号(先頭についているナンバープレート)は、次の内どれでしょうか?

い)C57 180
ろ)D51 498
は)C11 325
に)C58 239

「●●●とこの交差点」で、地元民同士なら道案内ができるほど老舗のたこ焼きのお店が釜石にあります。震災後は仮設店舗に移っていましたが、今は大渡町の元の場所で営業しているこのお店の店名は次のうちどれでしょう?

い)大正軒
ろ)渡小屋
は)昇華堂
に)たこ楼

・・・・・・・・・・・

どうでしょう、やっぱり難しすぎでしょうか?

正直なところ、私がクイズの問題を作るときに大事にしているのは、
その土地の情報のうち、何かひとつでも、個々人の興味がある部分で、
記憶に残ってくれれば、という思いです。

なので、問題文の中身に情報をできるだけ入れて、
答えに関係なく、問題文だけでも何かを知ってもらう事、
問題のバリエーションを広げ、できるだけ広い分野で、
その土地の事を知ってもらう事、を考えてはいます。

研修の余興なので、それなりに楽しめるネタもいれますけどね。

などと言いながら、
結局は、私自身がニッチでマニアックな情報が好きなだけ、
というところが本音ですが。

今週末の研修も、色々と学ぶところが多いと思いますので、
とても楽しみです。

と、いうところで、「解答編」です。

①釜石の姉妹都市、フランスの「 ディーニュ・レ・バン市」にあるのは?

ろ)釜石ガーデン
・確認できた画像を見る限り、日本をイメージした庭園ということで、いわゆる「日本庭園」ではなさそうです。
・平成4年(1992年)に釜石市で「三陸・海の博覧会」を開催した際、「アンモナイトの壁」剥離標本がディーニュ市を始めとするフランス技術団の協力により完成・展示され、博覧会終了後も記念として釜石市の「鉄の歴史館」に「アンモナイトの壁剥離標本」を永久保存することになったことがきっかけで、交流することのなったそうです。
・ちなみに、友好都市の「富山県 朝日町」とは、釜石地方の漁場開拓のため、明治から昭和にかけ朝日町出身者が釜石市に移り住み、「越中衆」と呼ばれ、水産業を中心に市内各層で幅広く活躍したことから、「愛知県 東海市」とは、昭和39年から45年にかけて、釜石製鐵所から東海製鐵所へ延べ1400人以上の従業員(及びその家族)が転勤・移住したことから、提携したそうです。

②甲子柿に含まれるリコピンの量は一般的な柿の何倍?

は)39倍
・私が見た資料では、一般的な柿では「0.05mg」、甲子柿では「1.97mg」となっていました。
・甲子柿は、種がなく、ゼリーのようにトロっとしていて、独特の触感も特徴との事。
・10月後半からの秋がシーズンですが、完成品は1週間程度しか消費期限がないためあまり流通しないのですが、最近では、ジェラートや冷凍保存したもの等、関連商品もいろいろあるようです。

③SL銀河で走っている蒸気機関車の番号は?

に)C58 239
・盛岡市にある「岩手県営運動公園」内の交通公園に展示保存されていたものを復活させたそうです。
・「SL銀河」は、もちろん「銀河鉄道」をモチーフとした列車で、客車にも様々な工夫があるそうです。
・花巻⇔釜石間を約4時間半かけて、1日1本片道のみ運行。
・途中の遠野駅では、灰を捨てるのと、水を補給するため1時間以上停車するそうです。
・料金は、JRの乗車料金+指定席料金で焼く2,500円ほどだが、発売と同時に予約で埋まることがほとんどらしい。
・ちなみに「C57 180」は「SLばんえつ物語」で、「D51 498」は「SLぐんま みなかみ」他で、「C11 325」は「SL会津只見号」他で、走っている車両です。

④老舗のたこやき屋の名前は?

い)大正軒
・フワとろ系で美味しいたこ焼きは、15個入りで550円という情報を見ましたが、増税で値上げしたかも。
・大正軒は「たい焼き」も人気。しっぽまでアンコたっぷりだそうで。ほかに「焼きそば」や夏には「かき氷」も。
・ちなみに、「堂」がつかない「昇華」というラーメン店は、釜石市内にありますが、他は創作した名前です。

※ブログUP時点では、まだ、釜石には行っていないので、とりあえず、こんな画像で。
釜石.jpg

この記事を書いた人

斉藤 一則

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