先日、退去後のお部屋を見に行きましたら、
ありました。
やってしまわれたのですね。つい、うっかり。
カーペットって、布的な自然素材ばかりではなく、
結構化学繊維のものが多いので、
アイロンを直置きすると、一瞬で化学繊維が溶けて、
このような跡がついてしまいます。
表面が溶けていますから、もう、元に戻すことはできません。
ウール100%なら、瞬間的ぐらいなら大丈夫かもしれませんが、
それこそ、一般的な賃貸物件に、そんな高級なカーペットは
ほとんど使われる事は無いですからねぇ。
最近では、カーペットの奥に巣くうダニをやっつけるために、
スチームアイロンを当てるのが良いという話もあり、
その流れで、挑戦する人が増えているのかもしれませんが、
賃貸物件に使われているカーペットでは、注意が必要です。
もちろん、比較的大丈夫な素材でも、水につけて固く絞った
タオル等を当てて、カーペットの奥に高温のスチームを送り込み、
ダニをやっつけるという方法です。
ダニ対策は、本当に難しくて、
仮に、高温でやっつけたとしても、その死骸がダストになるので、
掃除機等で徹底的に吸い込むぐらいしか方法が無いですし、
そもそも、カーペットでなければ大丈夫かと言うと、
もちろん、面積が大きい床カーペットがフローリング等であれば、
生息場所は減りますが、ゼロにはなりませんし。
そう、布団もあれば、ソファ、クッション、カーテン等々
室内のダニ生息場所を無くすなんてできないですからね。
とにかく、マメな掃除をして、ハウスダストを減らすしか
無いですよね。
ちなみに、最近では、畳表も化学繊維になってきてます。
塩化ビニール素材の床材も多いです。
アイロンは、アイロン台の上でのみ使用し、
ちゃんと専用台の上に置きましょうね。