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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

2017年5月のアーカイブ

先日、退去後のお部屋を見に行きましたら、
ありました。

IMG_9429.JPG

やってしまわれたのですね。つい、うっかり。

カーペットって、布的な自然素材ばかりではなく、
結構化学繊維のものが多いので、
アイロンを直置きすると、一瞬で化学繊維が溶けて、
このような跡がついてしまいます。

表面が溶けていますから、もう、元に戻すことはできません。

ウール100%なら、瞬間的ぐらいなら大丈夫かもしれませんが、
それこそ、一般的な賃貸物件に、そんな高級なカーペットは
ほとんど使われる事は無いですからねぇ。


最近では、カーペットの奥に巣くうダニをやっつけるために、
スチームアイロンを当てるのが良いという話もあり、
その流れで、挑戦する人が増えているのかもしれませんが、
賃貸物件に使われているカーペットでは、注意が必要です。

もちろん、比較的大丈夫な素材でも、水につけて固く絞った
タオル等を当てて、カーペットの奥に高温のスチームを送り込み、
ダニをやっつけるという方法です。


ダニ対策は、本当に難しくて、
仮に、高温でやっつけたとしても、その死骸がダストになるので、
掃除機等で徹底的に吸い込むぐらいしか方法が無いですし、
そもそも、カーペットでなければ大丈夫かと言うと、
もちろん、面積が大きい床カーペットがフローリング等であれば、
生息場所は減りますが、ゼロにはなりませんし。

そう、布団もあれば、ソファ、クッション、カーテン等々
室内のダニ生息場所を無くすなんてできないですからね。


とにかく、マメな掃除をして、ハウスダストを減らすしか
無いですよね。


ちなみに、最近では、畳表も化学繊維になってきてます。
塩化ビニール素材の床材も多いです。
アイロンは、アイロン台の上でのみ使用し、
ちゃんと専用台の上に置きましょうね。

この記事を書いた人

斉藤 一則

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