あすと長町に建設中の仮設住宅もほぼ完成のようです。
それにしても、先日の河北新報の記事にも有りましたが、
入居募集を「10世帯以上の団体」に限定してしまった為に、
200戸以上もつくったのに申し込みが3件しかなかったとか。
とにかく自分が生活していくことだけでも大変で、
明日の生活のために考えなければいけないことがたくさんある人たちに、
仮設住宅申し込みのために「10世帯以上」の団体を作ってから
申し込みに来いなんて。
本当に、どうかと思います。
不動産業を本業としている弊社にも、
たくさんのお問い合わせが有りますが、
無傷の建物は有りませんし、
3月の移動時期に退去予定だった方々も引越の予定が立た無い為、
空住戸が発生せず、
退去しても今度は、リフォーム工事業者の手も建築資材も足らない為、
入居可能な状態に、すぐには出来ないのが現状です。
まだまだ余震が続くかもしれない状況で、
原発も先が見えないし、
表面的に生活が落ち着いてきているとは言え、
元の生活に戻れるのは、当分先のことになるのでしょうね。
だからこそ、せめて、暖かいところで眠れる環境だけでも、
より早く被災した方々に提供して欲しいものです。
私の会社でも、微力ながら頑張って情報提供していきたいと思います。
ちなみに、下記は仮設住宅の間取例です。
バス・トイレ別、エアコン完備と言うことも有り、
色々揶揄する意見もあるようですが、
どんな素晴らしい仮設住宅でも、
失ったものには代えがたいですよね。