今度、酒田へ戻って店はじめます。
おめでとう!どんな店?
自分に出来るのは元々の洋食、好きな和食、師匠に叱咤されたワインですから
お招きする程にならないかもしれません。
これ、気持ちですので。
はじめて見る其れは、小豆粥のような・御萩をかき混ぜたような、赤飯のような。
そのシンプルな甘味は、おいおい入れて・めいめい煮た庄内のいとこ煮。
どんな店になるのやら、しかし必ず行くからね。
場所も分からず、店名も知らず、秋十回。
鳥海の純白たる美的ヨーグルトを造る職人さん、それを応援するサンロクさんと
地の物をワインでいただきたく一献集まれば、そこが食道ささき。
お変わりありせんね。
すっかり店主だね。
ナチュラルワイン、うまい純米酒、女将おすすめ通り旨い生ビール、
正直な料理、地ビエな逸品、無駄のない小鉢。
起業支援がない時代、仙台からターンして自力開業。
若き街の味匠に乾杯!
※秋茄子と山滑子の椀。庄内の恵みに感謝。
四方山雑記帳
東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし
2018年9月のアーカイブ
今夏は酷暑に豪雨。
昨冬は一面雪に埋まって、それは大変でした。
閑としたカウンター越しに、女将が菊姫を注いでくれます。
今宵の相伴は、百年料亭の主人・セイ兄。
仄かなひね香と苦旨さが、先付けの金時草に合いますね。
熊本の水前寺菜とこれは、全くもって葉物の双璧。
さぁ、何から召し上がりましょう?
残暑とはいえ昼は34℃の夜。
他に客人もなく、熱々の鍋にたっぷりと用意された種が花のよう。
では、全部頂戴します。
あらら、ご無理なさらず。
いや是非。
わたくし的には、一に車麩、二にふかし、三に赤巻き。
殿・豪商の食あれば巷の美味も続く四百年の街。
創業と守成いずれが難きやなれど、地域文化はサスティナビリティの価値ですね。
※四はバイ貝、五は卵焼き。二人でぺろりの旨さ。