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四方山雑記帳

東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし

2010年5月のアーカイブ


一年で一番心地良い仙台の初夏。一番町のド真ん中をぶらぶら歩いて
いたら、洒落た帽子の女性とすれ違い。久しく連絡取れなかった隠れ家
サロンのマダムが、をんな50にして心機一転。
元もとお針子だった彼女、初心忘れられずブライダルアクセサリーの
アトリエを始めたばっかりだそう。それもこれも知らなかったねー。

合点と安心とエールが湧いて一番町は4丁目の1番。見目麗しい女子
三世代にバッタリ。しばらく寄れなかった塩竈のママとお嬢さんと、その
お嬢ちゃん。親子で切り盛りのお店に、いつデビュー?とご挨拶したら、
三歳児のご本人、いたって真面目な茶目っ気で「こんどネ」。
商売家系は、こうして店を継ぐのかもしれません。

スタジオホールに上って行くと、かつて一番気に入りの文具屋の奥さん
と鉢合わせ。店舗は譲って卸に専念後、ちょくちょく特殊なモノを電話で
お願いしていましたが、リアルにお逢いするのは5年ぶり!
変わっているようで・変わっていないような時間差が嬉しいものです。

とっぷりの宵、稲荷小路をもう一軒。千鳥歩いていると、仙台の商店の
皆さんとのご縁のキッカケをいただいた、牡蠣屋のご夫妻とこんばんわ。
ご無沙汰ぶりの立ち話で、ご子息・お嬢さん揃って店に入り、気がつけ
ばウチも四代目が働いていると、元・息子が笑み。
変わっていないようで、ゆるやかに着々次へ向かう老舗がありました。

この日、数年分のご縁が巡り、商人の意気に感銘。
地元商店は元気がないと云うのは勝手ですが、小さくてもどっこいサス
ティナブルなdo my betterは沢山あるのです。

※画像は本文と関係ありません


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仙台市の頭脳産業都市宣言に勝手呼応して創業したのが13年前。
開業届に「マーケティング会社」と書いたら、
何をする会社ですか?
市場戦略を提供したり商品開発を支援する会社です。
あ、それは経営コンサルタントですねー。
と書きなおし。

以来わたくしは、最もキライだった"コンサル"にされ、胡散臭くも先生
と呼ばれるようになりました。

本日は大学校で授業の後、講師仲間に引込んだ印刷社長のフォーク
男爵と、"先生"のダメさ加減を自戒酒。
たとえばプロフィールに対応業種は全般、財務・教育・特許からマーケ
ティングまで何でも対応。そんなヒトがいたら是非お願いしたいのです
が、フツーいるはずがありません。

専門家は"専門化"。イチローが、野手はもちろんピッチャーもキャッチ
ャーも出来ると言わないように、一流ほど自他共に専門分野が明確で
す。対応間口が広いよりも、その分野に奥行きある能力こそ専門力。
地域の中小企業課題を、実践的(ハンズオン)に解決できるのは、一
人の総合力よりも連携した専門力のような気がします。

一人で"何でも"は出来ないから、マーケティング、ブランディング、ファ
イナンス、知財、法務などいろいろな専門家がチームを組んで総合力
を編成するのがソリューション(解決)プロジェクト。

全くだねー。

男爵、鰹の焼霜を噛みしめながら、俺も気をつけよーっと。
でも今日の講義前、二人とも、大手から中小まで多分野でご活躍の
センセーって紹介されてたヨ。

えっ?
スミマセン。自分のコトでしたか!

※画像は本文と関係ありません

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大志田 典明

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