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ちょっと知りたい不動産の一口知識

借地権や立退き問題、分譲マンションの建替、大規模修繕から再開発まで、何でもお困り事や疑問にお答えします。

着々と復興に向かって

新年を迎えたと思ったら、もう既に1月も過ぎてしまいましたね。

今年の冬はシベリア寒気団が長逗留し、27年振りの寒さとか。本当に寒いですね。

朝起きてベランダの窓を開け、アサヒを望みながらベランダでの一服。でも今年は灰皿の水も硬く凍っています。

昭和20?30年代は、普通の家庭には内風呂が無く、近くの銭湯に行くのですが、夕方風呂上がりの洗い髪は家路につくまでに凍り付き、タオルはピーンと立ち上がったものでした。

さて、東日本大震災の被災地は大方の復興計画も纏まり、着々と復興の準備を始めています。私も仕事柄何カ所かのお手伝いをしていますが、その中でも陸前高田市のキャピタルホテルが再建に向けて動き出すということで、今からワクワクしています。

キャピタルホテル1000と言えば、当地出身の千昌夫さんのホテルとして一時ワイドショウ等で騒がれましたが、社長に同行して千さんに故郷でのホテル建設企画の話をしたところ、「喜んで出資しますよ。」と大株主になって頂きました。

ホテルの経営者でもあった私の以前務めていた会社の社長も当地出身で、4代前の市長から市としてまともなホテルがないので、是非造って欲しいといわれ、社長が「まっちゃん。三陸にはない都市型のホテルを造るよ。」と私が企画責任者を言いつかり、現地に泊まり込みながら平成元年にオープンしたホテルでした。。

今回の大震災では、ホテルの4階部分まで津波が押し寄せ、側に建つ授業員棟は流され、テニスコートは地盤沈下により、海と一体化してしまいました。

廻りの建物が全て破壊された陸前高田市でも、唯一ホテルが無惨ながらもその形を残し「震災のモニュメントとして残し、後世に津波の恐ろしさを伝えよう。」との話しもあったのですが、いかんせん地盤沈下が激しく解体すると言うことが市できめられました。

「そうか、愛着のあったホテルもなくなるんだ。」と寂しい思いをしていましたが、「今回高台に再建することに決まりましたので、全面的な企画をお願いしたい。」とホテル関係者が来社し喜びもひとしお。

25年前の当時を振り返り規模は1/3になれども、やるき満々。震災後の経済復興と観光客誘致の為、また地元に愛されるホテルとしてを再建しようと思っています。

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この記事を書いた人

松本 真明

松本 真明(株式会社マイザ)

再開発プランナー第100068号
土地&建物オーナー資産活用スペシャリスト
西友南仙台店定期借地事業、柏木分譲マンション等価交換事業

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