サブプライムローンの破綻、リーマンショック以降の景気低迷は、まだまだ暗い陰を残し、地方の疲弊に拍車をかけています。
さて私は、社会に出て約17?8年を建築構造設計に携わり、その後建築・不動産の企画開発に興味を抱き、某東京のデベロッパーで15年ほど企画開発の責任者としての業務に付いた後、現在の仕事をしている訳ですが、デベに入社して2年ほど経った時に初めて故郷仙台で等価交換として企画した分譲マンション(住戸91戸、店舗・事務所)が、現在当社が入居している地下鉄「長町駅」真上に建つキャピタルプラザ長町です。
竣工後、もう22年を経過している マンションで、普通なら建物の劣化と入居者の高齢化が進み、魅力のないマンションになるはずなのですが、ここ4?5年で中古で売り出された住戸を若い世帯が買い求め、何とマンション内に子供会が出来るほど、活気にあふれるマンションとなっているのです。当然に管理組合の運営もすばらしく、築22年を過ぎたマンションでありながら中古での販売価格は新築時価格の約60%前後の価格で取り引きされており、ローンを支払っても十分なお釣りがくる優良なマンションなのです。
景気の長引く低迷で、大型の不動産取引は皆無の状態ですが、不動産価格は今が底との認識があるのか、個人の住宅購入意欲は活発で、小規模用地や中古マンションの売れ行きは好調です。
そう、もし分譲マンションを求めようとゆうなら、広さや価格を検討する前に、まず立地を買うことをお勧めします。『マンションは立地を買う』・・・この一点につきます。いくら古いとは言え、駅上に建つマンションの利便性の価値は下がりませんから。