年度末が近づいてきましたね。
この時期の印刷会社は毎日フル稼働です。(お陰で自分のBlog順を1週間勘違いしていました・・・)
今日も工場ではパタパタと製本機が紙を折っていますが、実はこの紙のサイズは機能的かつ不思議な規格になっています。
よくA4やB5サイズの紙が使われていますが、これらの紙は大きさは違ってもすべて相似な形をしています。A4を二つに折ってA5の紙にしても同じ形になりますよね。
これは縦と横の長さの比率が同じで「1:√2(ルート2は約1.4)」の比率になっているからです。
この比率のことを「白銀比」と呼びます。
白銀比の便利さ不思議さは、長い辺で半分に切っても、もとの紙と同じ形(相似)であり続けるという特徴があるからです。
正方形を半分にすると全く違う長方形になってしまいますし、白銀比以外のものを半分にしても相似になりませんね。(2回折れば相似な図形になるものは多いですが)
折り紙で正方形を対角線で折って三角形を折り続けるのも同じ原理です。
きっと√記号とか数学が苦手な人も多いでしょうが、なんとなく親近感を持って頂けたでしょうか。
※写真はイメージです。